食トレに励む球児たち　2019夏／高校野球地方大会（１）

＜夏の高校野球地方大会（1）＞

高校野球地方大会が各地で開幕。球児たちの熱い戦いが始まりました。甲子園の大舞台を目指し、食トレ、増量などに励んでいるチームをまとめました。

北海道・帯広農

連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインが通う「十勝農高校」のモデルとされる帯広農は、冬に全員で体重増を目指しました。女子マネジャーの阿部和加奈さんは、朝練習の間に米30合を炊き、夕方はカレーや中華丼などの手料理で、食トレをアシストしました。

札幌龍谷学園の“つけ麺大好きエース”山田泰希（3年、右投げ）は、冬場は就寝前に週3回、好物のつけ麺を5人分たいらげる独自の増量法を試み、14キロ増の76キロまで体重を上げました。

静岡学園の真継叶伊外野手（3年）は、6月に右手人さし指を骨折し、医師からは完治に4カ月と伝えられていました。「良い」と言われるものは全て口にするなど、必死の努力が驚異的な回復につながったようです。

高校野球界で今最も注目されている大船渡（岩手）の佐々木朗希投手（3年）は身長190センチ。高身長になるよう午後9時就寝の早寝をしていたようです。

ウルトラマンの故郷「M78星雲光の国」と姉妹都市提携を結ぶ須賀川のウルトラマンA（エース）右腕・円谷堅斗（3年）は、今冬に食事量を増やして体重を約10キロ増量、走り込んで下半身も強化してきました。

1年夏から4番を任される不動の4番久木田和志内野手（2年）は、175センチ、93キロの恵まれた体格。西武山川に憧れ、夕食はどんぶり4杯を食べるのが普通だそうです。

実家がメロン農家の川井健太郎捕手（3年）は、同校の救世主として期待され“メロンパンチ”という愛称がつけられていましたが、残念ながら初戦敗退。古豪の野球部の誇りと伝統のたすきは、後輩へ託されました。

小瀬の安藤大翔外野手（2年）の趣味は筋力トレーニング。毎日練習以外に30分の筋トレメニューを追加し、食事は高タンパク質を意識。鶏肉・納豆・卵・プロテインがお気に入りのルーティンだそうです。