<夏休みの過ごし方意識調査(下)>

子どもたちが、夏休みに屋外で過ごす頻度は「週1~2日」が最も多く、屋外で運動したり、遊んだりする機会は少なくなっています。効率的な骨作りを推進する「コツコツ骨ラボ」が小中学生の子どもを持つ25歳以上の母親1000人に対して行った意識調査で分かりました。

母親自身も、自分の子どもの頃と比較して、外遊びの時間が少ないと感じていても、熱中症や遊び場の減少、事件・事故などの外的要因もあり、黙認している状況です。

1998年には、母子手帳から「日光浴」の記載がなくなり、子どもも紫外線対策として日焼け止めを使用することが一般的になっています。使用時期も、早くは生後6カ月未満からで、6割が乳幼児期(就学前)から使用し始めています。

一方で、丈夫な骨を作るためには、運動や日光を浴びてビタミンDを増やすことが重要です。夏は紫外線量が多く、ビタミンDを短時間で効率的に増やせる時期。その結果、夏に背が伸びやすいのです。この時期は骨密度も高まるために、骨折が少ないことも報告されています。

外出する際、メラニン色素がほとんどない手のひらを日光に当たるように意識して過ごすだけでも、その効果が期待できます。紫外線対策と骨作り。ともに上手に取り組めるといいですね。

【協力=コツコツ骨ラボ】

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