夏の甲子園出場校の組み合わせ抽選会が、今日3日に開催。甲子園の聖地で日本一を目指す選手たちはどのような体調管理をしているのか、出場チームの食事、睡眠、暑さ対策などを紹介します。
愛知・誉
ノーシードの誉(ほまれ)が、全国最多188チームの愛知大会を制し、春夏通じて初の甲子園出場を決めました。矢幡監督は、毎日朝練する選手に豚汁を作り続け、決勝当日は勝負飯を準備するなど、選手のサポートに徹してきました。
福岡・筑陽学園
ほとんどの選手が自宅から通う筑陽学園では、保護者による食事サポートがなければ、体作りが成り立ちません。早朝の弁当作りや、試合前日の勝負飯、試合後のリカバリー食など、選手各々が、母へ感謝の言葉を口にしました。
新潟・日本文理
エース南隼人投手(3年)は、県大会優勝後も、気を抜かずに調子を維持。午後11時までに就寝し、午前6時に起床。冷房が効いた室内に長くいないようにするなど、肩、ひじのケアと同時に甲子園の暑さ対策を兼ねて行っています。
南北海道・北照
上林弘樹監督が熱中症対策に新アイテムを導入しました。練習前半が終わると、選手は熱中症対策のために氷水で濡らした軍手をはめて、手や顔などを冷やし、体熱を冷ましています。
大阪・履正社
センバツ出場した年は不思議と夏の甲子園に進めなかったという履正社が、初の春夏連続甲子園を決めました。今秋ドラフト候補で4番の井上広大外野手(3年)も春の悔しさを原動力に、打撃向上に励んできました。
滋賀・近江
昨夏8強メンバーのバッテリー、林優樹(3年)と有馬諒(3年)が、パワーアップした姿で再び甲子園のマウンドに帰ってきます。前回の100回大会では、秋田・金足農に惜敗し、その悔しさが血となり肉となっているようです。
石川・星稜
今秋ドラフト1位候補、奥川恭伸投手(3年)が4季連続の甲子園に男泣きしました。「高校四天王」でただ1人の甲子園出場。普段は兄が釣ってくるイカや魚の刺身が最高のごちそうですが、大会中は好きな生ものを一切控え、体調管理を徹底していました。
茨城・霞ケ浦
プロ12球団が注目の鈴木寛人投手(3年)が自己最速148キロに迫る146キロを連発。線の細かった中学時代に「体が大きくなるように」と、B5サイズの弁当を毎日食べ「母弁のおかげで10キロも体が大きくなりました」と感謝しました。