東京オリンピック・パラリンピックを1年後に控え、選手村が建設される東京・中央区でも、スポーツと栄養についての意識が高まっている。「キッズアスリートのための栄養学~プロが教えるレシピと食べ方のコツ~」と題したスポーツ栄養講座がこのほど、中央区の公共施設で行われ、保護者ら13人が参加した。
講師は、日頃からアスリートの栄養サポートをしている栄養士で調理師の大島夕佳さん(Office LAC-U)。成長期の選手の栄養素のとり方、身長を伸ばすための丈夫な骨作りや食材の選び方などを分かりやすく講義。その後、暑くて食が進まない時でも食べられるメニューとして、「和風タコライス」「オレンジ豆乳ラッシー」の調理実習を行った。
夏場に、大好きなスポーツを一生懸命練習するキッズアスリートは、疲労や暑さでどうしても食欲が落ちてしまう。大島さんは「そんな時、カレーなら食べられるというお子さんが多いので、スプーン1杯の中にたくさんの食材が入っていて色々な栄養素がとれるカレー味のタコライスはおすすめです。また、オレンジ豆乳ラッシーは、背を伸ばすための栄養素、タンパク質、ビタミンC、カルシウムを含んでいます。補食としても作ってみて下さい」と話していた。
9月30日には日本橋で、試合前後の栄養摂取に焦点を当てた講座を実施する。