レトルト食品は、常温で長期保存できることから非常用の備蓄食料としても重宝しますが、多くの人が普段の食事のメニューとして利用しており、3割弱の人が「週1回以上」利用していることが、マイボイスコムの調査でわかりました。
10~70代の男女1万99人のうち、レトルト食品を利用して料理する人は全体の9割弱。利用頻度は「月2~3回程度」がボリュームゾーンで、「週1回以上」は3割弱となっています。
レトルト食品を「ふだんの食事のメニューとして」利用する人は48.1%と最も多く、過去調査と比べて増加傾向にあります。そのほか「時間がない、すぐ食べたい」「作るのが面倒」時などに利用されることが多く、特に女性10~30代で比率が高くなっています。
最も利用されているレトルト食品の種類は「カレー」で、レトルト食品利用者の78.7%が利用しています。次いで「パスタソース」(45.6%)。以下は「料理の素(麻婆豆腐の素など)」「丼もの(牛丼、中華丼など。温めてご飯にかける)」などが各2割強で続きます。
男性では「カレー」、女性では「パスタソース」「料理の素(麻婆豆腐の素など)」などの比率が高くなっています。
利用頻度がほとんど毎日・週4~5回程度と高い層では、「惣菜(ハンバーグ、ミートボール、おでん、煮物など)」「ご飯(白米・玄米。温めるだけ)」「丼もの(牛丼、中華丼など。温めてご飯にかける)」などが高い傾向です。
レトルト食品を買う理由は「すぐに食べられる」「簡単に食べられる」が各6割強、「調理の手間が省ける」「価格が安い」が各4割弱、「長持ちする・保存がきく」「調理をする時間がないときに便利」が各3割弱。「価格が安い」は男性、「調理の手間が省ける」「調理をする時間がないときに便利」「長持ちする・保存がきく」などは女性での比率が高くなっています。
一方、レトルト食品を利用しない人は、「価格が高い」「原材料や添加物が気になる」「身体に悪そう」「おいしくない・味付けが良くない」などを理由としています。