狂言の野村萬斎(53)が11日、都内の厚生労働省で行われた「健康寿命をのばそう! アワード」表彰式に出席した。
「スマート・ライフ・プロジェクト2019」の公式キャラクターとなった萬斎は「以前、仕事ではすり足なので歩数計には計測されない、と発言したところ、メーカーの方が気にされたようで、僕のようなすり足や上下動のないお年寄りでも計測できる機械を開発されることになったようです」と笑いを誘った。
自身の健康については「第一には笑うことが秘訣(ひけつ)かと。家ではよく笑うようにしています。舞台では平行移動をするので、いつの間にか体幹が鍛えられています。僕のような肉体労働の人間にとっては筋肉の緊張やゆがみをほどくのが大切で、ときどき整体やマッサージに行っています。食事では野村家では代々湯豆腐をよく食べます」と話した。
加藤勝信厚労相(63)は「来年の東京五輪に向け、鈴木大地スポーツ庁長官、野村萬斎さんととも健康寿命への意識を高めていきたい」。「いきいき健康大使」の冒険家、三浦雄一郎(87)も出席した。
(2019年11月11日、ニッカンスポーツ・コム掲載)