適切な水分補給はアスリートにとって非常に重要ですが、激しい運動をしない一般の方にも「1日に飲むべき水の量」があります。しかし必要な水分摂取量について、正しく理解している人は2割しかいないことが、インターネットリサーチを手掛ける「NEXER」とミネラルウオーターの製造・販売を行う「ケイ・エフ・ジー」の共同調査でわかりました。

成人の体から体外に排出される水分は一日に約2~2.5リットルです。この排出される水分のうちおよそ1.2リットルは、普段の食事に含まれる水分や代謝の際に発生する水分で補えると言われています。今回の調査では、補えていない残りの「1.3リットル」を「1日に飲むべき水の量」と定義しています。

「水は1日にどれくら飲めばよいとされているか」との問いに、正しく「1~1.5リットル」と回答したのは、調査対象となった3159人のうち約2割。最も多い回答は「1.5~2リットル」(39.9%)でした。

NEXER、ケイ・エフ・ジー調べ
NEXER、ケイ・エフ・ジー調べ

1日の水分排出量についても、正しく「2~2.5リットル」と認識している人は14.7%。全体の8割弱の人が、2リットル以下と実際の目安よりも少なく考えていることがわかりました。

NEXER、ケイ・エフ・ジー調べ
NEXER、ケイ・エフ・ジー調べ

また、全体の約4割の人が、実際に水分の不足によって起こる体の不調(体のだるさ・倦怠感、頭痛、めまい等)を経験したことがあると回答しています。水分不足による不調を防ぐためにも、一日に飲むべき水の量は把握しておくべきと言えるでしょう。

NEXER、ケイ・エフ・ジー調べ
NEXER、ケイ・エフ・ジー調べ