2019年の漢字は「令」-。日本漢字能力検定協会は「漢字の日」であるきょう12日、京都市東山区の清水寺で「今年の漢字」を発表しました。

アスレシピは「腸」

2019年にアスレシピで取り上げた多くのテーマの中で、今年を最も表しているとして選んだ漢字は「腸」です。

体内の免疫細胞の約7割が集まるという腸は、アスリートにとって重要な臓器。食物繊維や発酵食品など、腸内環境を整えるための食事などを多く紹介しました。

貧血、補食、疲労回復

「腸」についで、多く取り上げたテーマは「貧血」「補食」「疲労回復」でした。

貧血

「小さくても栄養たっぷり、貧血予防に効果的なうずら卵のお役立ちレシピ」から(2019年10月23日掲載)
「小さくても栄養たっぷり、貧血予防に効果的なうずら卵のお役立ちレシピ」から(2019年10月23日掲載)

アスリートは貧血になりやすいと言われています。めまいや立ちくらみなどの症状がなくても、朝起きられない、疲れやすい、集中力がない、手足が冷える、頭が痛いなどの症状はありませんか? これらは、貧血が原因で起こることもあります。

セミナー「アスリートの食事・実践編」でも、ワークショップで「貧血」をテーマに取り上げ、予防のための食事についてグループで話し合いました。

「ワークショップで貧血予防の献立を考案、アスリートの食事・実践編第2回」から
「ワークショップで貧血予防の献立を考案、アスリートの食事・実践編第2回」から

貧血かどうかは通常、血液検査のヘモグロビン値で判断しますが、アスリートは貯蔵鉄を表すフェリチン値にも注目しましょう。

補食

「携帯に便利!レーズン+酒粕の補食で不足しがちなミネラルと食物繊維を補給」から(2019年1月23日掲載)
「携帯に便利!レーズン+酒粕の補食で不足しがちなミネラルと食物繊維を補給」から(2019年1月23日掲載)

成長と運動のためのエネルギーや栄養素が必要な成長期のアスリートは、3食だけではまかないきれないため、補食は不可欠です。

アスレシピでコラム執筆中の管理栄養士はもちろん、ママ特派員・サポーターの皆さんからも、おすすめの補食を多数紹介いただきました。

疲労回復

「速やかな疲労回復のカギは練習後の補食、長時間の空腹やお菓子などはダメ」から(2019年9月5日掲載)
「速やかな疲労回復のカギは練習後の補食、長時間の空腹やお菓子などはダメ」から(2019年9月5日掲載)

いつでもベストコンディションで練習や試合に臨むためには、日々の疲れを速やかに取ることが大切です。

練習後30分以内の「ゴールデンタイム」には、糖質だけでなくタンパク質も摂るとより回復が早いなど、疲労回復に関する情報を今年も多数紹介しました。

2020年はいよいよオリンピックイヤー。皆さまに役立つ情報を、来年も引き続き発信していきます。【アスレシピ編集部】