バレーボール男子日本代表キャプテンで、ドイツリーグのユナイテッドバレーでプレーするサイドアタッカー、柳田将洋(27)にドイツでの食事、昨年行われたワールドカップ中の食のエピソードなどを聞きました。【聞き手・中西美雁】
-同じくドイツリーグに挑戦していた2年前は、「朝晩は自炊、お昼はチームでレストランに行って食事」をされていました。今はどうしていますか
柳田 自炊です。
-どんなことに気をつけて食事を作っていますか
柳田 もちろんバランスは気にしています。それ以外、特別なことはありません。あまり好きなものばっかり食べ続けないようにというのは、気をつけていますね。
-どんなメニューを作っていますか
柳田 普通に和食とか、パスタとかですね。
-好きな食べ物は前と変わらず、イチゴとお寿司のイカですか
柳田 お寿司はイカに限らず、全般的に好きです。イチゴはもうあまり食べていません。こっちに日本食レストランも多いので、たまには外食してリフレッシュします。フランクフルトは大きな街なので、そういうことができるのがいいです。
-2年前に過ごしたビュール(バイソンズ・ビュールに所属)は小さい街でしたもんね
柳田 はい、いい街でしたが。
-ドイツ料理で新たに開拓した好きなものは
柳田 今のところありません。前と変わらずシュニッツェルとソーセージくらいです。
-10月のワールドカップ中の食のエピソードを教えてください
柳田 連戦だったので、カーボローディングといって炭水化物をあえて多く摂るというより、ほとんどご飯やパスタばっかりの生活でした。OQT(オリンピック世界最終予選)もそうでしたが、連戦の時は炭水化物しか食べない生活が続くので、きついですね(笑)。でもアスリートでいる以上、仕方のないないことです。
-帰国した時、食べたいものは
柳田 フランクフルトに来て、ちょくちょく日本食を食べられているので「帰ったらこれを食べたい!」みたいな飢えはないですね。
-あえて言うなら、お母さまのすき焼き?
柳田 そうですね、それは食べられるなら食べたいです。でも、そんなに恋しくならないほどに、フランクフルトは日本食が豊富なんですよ。レストランも、食材もです。
-ジュニアアスリートと、その保護者へのアドバイスを
柳田 僕自身、中高生時代に全く量を食べられなくてすごく細くて、慢性的にケガをしていた。食べることはすごく大事なことです。中高生の時は、体もどんどんできてくる頃ですから、自分の体を作るために栄養バランスの整ったものを食べて欲しいですね。もし、スポーツを続けるなら、食の知識をつけた方がいいです。そういったことを色々なトップ選手が伝えられるようになるといいなと思っています。今後、僕自身、そういったところもサポートできるようにしたいと考えています。
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◆柳田将洋(やなぎだ・まさひろ) 1992年7月6日、 東京都江戸川区出身。東洋-慶大-サントリー。慶大在学中に日本代表に選出され、2015年ワールドカップで「NEXT4」としてブレーク。2017年6月にプロ選手となり、海外リーグに挑戦。17-18年シーズンはドイツ・ブンデスリーガのバイソンズ・ビュール、昨シーズンはポーランドリーグでプレー。日本代表が中垣内祐一監督になってからは主将を任されている。昨年12月24日から、CAMPFIREコミュニティサービスの「Pay-activity機能」で映像配信サービス「The Moment」をスタートし、世界に挑戦する裏舞台や海外生活の様子を動画配信している(https://community.camp-fire.jp/mypage/projects/213303
)。186cm、79kg、O型。