ソフトバンク中村晃外野手(30)が徹底した「食育」でレギュラーの座をつかみ取るつもりだ。

打撃練習を汗を流す中村晃(撮影・栗木一考)
打撃練習を汗を流す中村晃(撮影・栗木一考)

約20日間の長崎自主トレを打ち上げ、24日福岡・筑後市のファーム施設で2次自主トレをスタートさせた。長崎では一軒家を借り、個人契約した栄養士も帯同。3食しっかりと栄養士が提供した食事で体作りに励んだ。「昨年、体調を悪くしたこともあって、何かを変えないといけないと思った」。アスリートの基本でもある「食」から見直すことを決め、自宅でのメニューも管理してきた。

「長崎の自主トレでは、体調もよかったし、今季もずっと続けていきたい」。宮崎キャンプでも宿舎の食事メニューを画像で送り、栄養士のアドバイスを受けながら摂取メニューを決めるつもりだ。「キャンプ前に血液検査をして、食事メニューのアドバイスをしてもらう」と話した。

室内練習場で打ち込む中村晃(撮影・栗木一考)
室内練習場で打ち込む中村晃(撮影・栗木一考)

もちろん、シーズンを通しての「食事管理」も徹底する。ホームゲームでも球場に夜食をデリバリーしてもらい、不摂生になりがちなシーズンの食事改善に努める考えだ。今季はバレンティンの加入など、外野手争いは厳しい。全試合出場を目標に掲げる中村晃にとって、「食事面」からの体調管理に万全を期す構えだ。【佐竹英治】

(2020年1月24日、ニッカンスポーツ・コム掲載)