エナジードリンクといえば、仕事や勉強などを頑張りたい時に飲むと「元気が出る」というイメージがありますが、一方で、飲み過ぎによる健康への悪影響を心配している人も多いことが、トレンド総研の調査でわかりました。
この調査は、エナジードリンクを週1回以上飲んでいる一都三県在住(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の20~40代男女500人を対象に実施されました。
エナジードリンクを飲む場面は、「仕事や勉強の気合いを入れたいとき」がトップで、以下は「リフレッシュしたいとき」「栄養を補給したいとき」「のどが乾いたとき」「遊びで気分をあげたいとき」などが続きます。清涼飲料水に分類されるエナジードリンクは、「疲労回復」や「滋養強壮」などの目的で飲む人が多い「栄養ドリンク」(医薬品または医薬部外品)とは用途が区別されている様子がうかがえます。
エナジードリンクを週1回以上飲む人たちの、実に96%もの人が、仕事や勉強を頑張るときの「必需品」だとしています。その一方で、約6割の人が「エナジードリンクの飲みすぎを不安に感じたことがある」と回答。具体的には「糖類の摂りすぎ」や「カロリーの高さ」、「カフェインの摂りすぎ」を気にする声が多くあがっています。
また、エナジードリンクを飲むことについて、35%の人が「カラダに悪いと思うが、元気を出すためには仕方がないと思って飲んでいる」と回答。「カラダに良い、悪いを考えず、飲んでいる」(21%)、「カラダに悪いと思うが、気にせず飲んでいる」(20%)などを上回りました。エナジードリンクに「カラダに悪い」イメージを持ちつつも、元気を出すためには手放せないというジレンマを抱えていることがうかがえる結果となっています。
ジュニアアスリートのみなさんも、スポーツで気合いを入れたい時やのどが乾いた時などにエナジードリンクを飲む機会があると思いますが、飲み過ぎには注意しましょう。