新型コロナウイルスによる外出自粛が続き、多くの家庭で外食やイベントの支出が減少するなど、消費行動にも変化が見られるようになりました。専業主夫・主婦層では、化粧品やヘアカットなどの「身だしなみ・美容」に対する支出も減少しているようです。

この調査は、Visaプリペイドカード「バンドルカード」を提供するカンムが、同カードユーザー948人を対象に実施しました。

新型コロナウイルスの影響で生活スタイルが「変わった」という回答したのは学生が83%と最も高く、次いで専業主婦・主婦は75%。社会人は59%とやや低い結果でした。一斉休校によって学生とその保護者の生活が大きく変わった一方、企業の対応は自主判断に委ねられたことから、実感に差があらわれているようです。

カンム調べ
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消費支出の変化については、マスクやトイレットペーパーを含む「薬・衛生用品」、デリバリーやテイクアウトなど「内食・中食」の支出増が目立っています。

カンム調べ
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また、外出せずに楽しめる「ゲーム・書籍・コミック」や「動画・音楽の配信サービス」は、学生を中心に増加。イベント自粛で低下したかにみえる消費意欲の一部は、オンライン上の娯楽に向かっているようです。

カンム調べ
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そのほか、保護者層からの自由回答では「衛生用品代、食費、公共料金が大幅に増えた」「子どもが休校になり昼食や間食の食費が増えたし、夜遅くまで起きているので電気代も増えた」など、副次的な出費を気にする声もあがっています

一方、支出の減少は「外食」「旅行やイベント」で顕著です。また、ジムやプールなどの「運動」も減っており、人の集まる場所を避ける傾向があらわれています。専業主夫・主婦では、化粧品やヘアカットなどの「身だしなみ・美容」費用減少が目立ちました。学生や社会人に比べ、外出機会がさらに減った影響がうかがえます。

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