オリックスの正妻候補、頓宮裕真捕手(24)が結婚していたことが2日、分かった。お相手は愛子さん(23、旧姓納多=のだ)で、亜大で同学年だった。昨年3月の卒業直後に知り合い、都内で会社員生活を送っていた愛子さんと1年間の遠距離恋愛を実らせ、今年4月4日に婚姻届を出した。
愛子さんは人気女優の山本美月に似た美女。出会った瞬間から、頓宮は恋に落ちた。昨年3月当時は亜大の恩師、生田勉監督(54)の「オリックス人気を盛り上げろ」指令でパンチパーマ姿。精悍(せいかん)すぎる姿で愛子さんの心を射止め、交際を始めた。「経済観念がしっかりしていて、浮ついたところがなくて。ここはダメだな、合わないなというところが見つからなかった」と明かす。
これも運命だったのか、愛子さんの手料理は「子どものころから食べてきた母親の味とそっくりでした」。料理上手なだけではない。頓宮が知らない間にフードマイスターの資格も取り、プロ選手の食生活を支える覚悟を見せてくれた。
年明け1月から大阪市内で一緒に暮らし始めた。大阪に知人がいない愛子さんが心配だったが、チームメートの大城とDJ SHERYこと早紀夫人が親身になって助けてくれたという。3月14日のホワイトデー。レストランに愛子さんを誘い「結婚して下さい」とプロポーズ。差し出した指輪を、恋人は笑顔で受け取った。「家族もできたので、チームでも家でも揺るぎない大黒柱になれるように」と決意表明にも力がこもる。過去2年はケガに泣いたが、来季は二人三脚で中嶋オリックスの正妻になる。
◆頓宮裕真(とんぐう・ゆうま) 1996年(平8)11月17日、岡山・備前市生まれ。伊部小1年から軟式野球を始め、備前中では瀬戸内ボーイズに所属。岡山理大付では1年夏からベンチ入りし、秋から正捕手で高校通算24本塁打。亜大では1年春からベンチ入りしリーグ戦14本塁打。18年ドラフト2位でオリックス入団。2年間の通算は40試合出場、打率2割2分8厘、5本塁打、15打点。181センチ、98キロ。右投げ右打ち。
(2020年12月3日、ニッカンスポーツ・コム掲載)