コロナ禍で在宅時間が増え、運動不足や食生活の変化などから体重が増えてしまった、という人も少なくないと思いますが、一方で「体重が減った」という人の多くが、間食で「乳製品」を積極的に摂取していることが、リサーチ&マーケティング支援を行うネオマーケティングの調査でわかりました。
この調査は「withコロナ時代の自分磨き」をテーマに、コロナ禍の外出自粛期間に在宅時間が増えた全国の20~69歳の男女1000人を対象に実施されました。
外出自粛期間中の生活で増えたものは、男女ともにトップが「間食」(女41.0%、男32.0%)で、次いで「自分磨き」(女19.9%、男26.0%)となりました。一方、減ったものは「外食」(女82.2%、男78.3%)が男女ともに最多で、次いで「運動」(女35.4%、男41.6%)でした。
「自分磨き」の時間が増えた人が行った取り組みは、「食生活の改善(栄養面など)」が男女ともに最多。次いで、女性は「スキンケアを重視した」(48.9%)「筋トレやウォーキングなどの運動をした」(44.6%)と続きます。男性の第2位以降は、「筋トレやウォーキングなどの運動をした」(55.1%)「読書などで感性や知識を得た」(44.9%)という結果に。また、自分磨きの効果が表れていると感じるかどうかという質問に対しては、女性の64.0%、男性の73.1%が「感じている」「やや感じている」と回答しており、多くの人が自粛期間中の自分磨きに成功しているようでした。
自粛期間での体重の増減については、男女ともに「増えた」「やや増えた」と答えた人が多く、「減った」「やや減った」と答えた人を上回りました。女性41.6%、男性33.0%が体重が増えたのに対し、体重が減ったのは女性14.3%、男性21.3%に留まっています。
家にいる際の間食で最も良く食べているものは、体重が増えた人・減った人に関わらず1位が「チョコレート」。ただ2位は、「体重が増えた」「体重に変化はない」と回答した人では「スナック菓子」だったのに対し、「体重が減った」と回答した人は「ヨーグルトやチーズなどの乳製品」という結果になりました。
乳製品には、アスリートの体作りに欠かせないタンパク質やカルシウムが豊富に含まれています。一方、チョコレートやスナック菓子などは脂質や塩分が多く含まれているので摂りすぎには注意しましょう。