ロッテ田村龍弘捕手(26)は、ノー文句の存在になるのが目標だ。28日、キャンプインに備えた沖縄・石垣島での先乗り自主トレを公開。「ここ数年で一番走れているし、動けています」と手ごたえを話した。

おすすめ「タムライス」を手に笑うロッテ田村(代表撮影)
おすすめ「タムライス」を手に笑うロッテ田村(代表撮影)

勝負の1年と意気込む。1月の多くを石垣島トレに費やした。「今までのキャンプ、自主トレの中で一番走った。めちゃくちゃ走りました」。麺類や炭酸飲料を我慢しながら体重、体脂肪を整え、腰など体の不安を消すよう努めた。益田、唐川、二木ら投手陣との時間で、バッテリー間の信頼関係もさらに高めた。

16年にはベストナインに輝き、盗塁阻止率が4割超だった年もある。それでも「まだ納得する成績を残したことがない」ときっぱり。昨年9月に死球で骨折した右手人さし指は順調に回復している。「誰にも文句を言われない、田村はレギュラー、と思わせる成績を本当に残したい」。

自主トレを行うロッテ田村(撮影・金子真仁)
自主トレを行うロッテ田村(撮影・金子真仁)

そう強く誓い、報道陣に「めっちゃうまいで」と差し入れた。地元の「沖縄居酒屋 石垣島」の名物タコライス、通称タムライス。たっぷりひき肉にたっぷり野菜でバランスばっちり。文句なしの味わいを野球でも表現する。【金子真仁】

(2021年1月29日、ニッカンスポーツ・コム掲載)