大学ホッケーの関東学生リーグ戦(男子)で1部昇格を目指す日体大ホッケー部が、「アスリートのおかずDELI」の試食会に参加した。練習前の昼食時に、選手12人と女子マネージャー5人がおかずDELIのメニューを試食してもらい、味と見た目、ボリュームや、どういった時に活用できるかなどの感想を聞いた。

目的別に5種類のセットで販売

「アスリートのおかずDELI」は現在、以下の5種類のセットで展開している。

高野豆腐の肉豆腐セット(貧血予防)
レモン風味のショウガ焼きセット(疲労回復)
鶏むね肉のカレーマリネセット(筋力アップ)
ビタミンACE☆豚しゃぶセット(免疫力アップ)
イワシのハンバーグ和風ソースセット(骨強化)

アスリートのおかずDELIの5種類のセット
アスリートのおかずDELIの5種類のセット

本来、冷凍で販売しているが、この日は主菜全5メニューと「イワシのハンバーグ」の副菜2種類(鶏肉とひじきの梅煮、厚揚げと大豆のチーズ焼き)の計7メニューをケータリングで提供。ご飯、スープとともに食べてもらった。

この日提供されたイワシのハンバーグ和風ソースセット。手前がイワシのハンバーグ和風ソース、左上が厚揚げと大豆のチーズ焼き、右上が鶏肉とひじきの梅煮
この日提供されたイワシのハンバーグ和風ソースセット。手前がイワシのハンバーグ和風ソース、左上が厚揚げと大豆のチーズ焼き、右上が鶏肉とひじきの梅煮

一番人気は「レモン風味のショウガ焼き」

メニューの一番人気は「レモン風味のショウガ焼き」。次いで「鶏むねのカレーマリネ」「ビタミンACE☆豚しゃぶ」だった。意外だったのが、「鶏肉とひじきの梅煮が1番おいしい」という声が複数あったこと。「いつも食べるひじきと味が違って、梅の風味が効いていて良かった」(前田空選手=3年)と、大学生にも食べやすい味付けだったようだ。

左から時計回りに、イワシのハンバーグ和風ソース、レモン風味のショウガ焼き、厚揚げと大豆のチーズ焼き、高野豆腐の肉豆腐、鶏むね肉のカレーマリネ、ビタミンACE☆豚しゃぶ
左から時計回りに、イワシのハンバーグ和風ソース、レモン風味のショウガ焼き、厚揚げと大豆のチーズ焼き、高野豆腐の肉豆腐、鶏むね肉のカレーマリネ、ビタミンACE☆豚しゃぶ

「見た目以上のボリューム」で満足の声

ボリュームに関しては、「見た目以上でおなかがいっぱいになった」(鈴木悠冬選手=1年)という声が多数。味については「良い意味で味が薄かった。自分で料理をするとき、味を濃くしがちですが、このくらいでも十分ごはんが進むことが分かった」(上田涼選手=1年)とおかわり組も続出した。見た目に関しては「赤緑黄色と見た目が鮮やかで、食欲がそそられる」(根上陸選手=1年)と好意見が多かった。

黙食を基本とした試食会だったが、選手たちから時折笑顔もこぼれた
黙食を基本とした試食会だったが、選手たちから時折笑顔もこぼれた

大学生も「高野豆腐がおいしい」と笑顔

普段、食べない食材に触れたとの声もあった。「高野豆腐は自分では選ばないので、セットに入っていることで食べる機会ができる」と宇山達人選手(3年)。斧田秋(しゅう)選手(3年)は「これまで高野豆腐はおばあちゃんのお弁当に入っている、味の薄いおかずのイメージでしたが、僕ら若い世代でもおいしく食べられた」と笑みを浮かべた。

「アスリートのおかずDELI」を製造する、ケータリング・冷凍食品のプロデュース会社グリッターズの坂根貴暁社長は選手の「おかわり!」に応える
「アスリートのおかずDELI」を製造する、ケータリング・冷凍食品のプロデュース会社グリッターズの坂根貴暁社長は選手の「おかわり!」に応える

カレーが好物の人は多いが、間中太一選手(2年)は普段はあまり食べないという。「カレーはあまり好きじゃなかったけど、この鶏むね肉のカレーマリネは食べやすかった。ここ数年で一番しっかりとした食事をとった気がする」とちょっと“盛り気味”にコメントすると、小学校から同じ学校だという“相方”の古茶延大(2年)も「実家のめしより、彼女のめしよりおいしかった!」と満足そうに話してくれた。

女子もしっかり食べていた。部員の人数が少ないため、シュート練習にも付き合ったり、ボール回収のため走り回ったりしているという小久保茜さん(2年)は「どのメニューもすごくおいしくて、いっぱい食べました」と目を輝かせていた。

創部5年で急成長もチームの底上げ課題

2017年創部の日体大ホッケー部は、3部リーグからスタートし、毎シーズン順位を上げて昨秋は2部5位に食い込んだ。ただ2部と1部の壁は厚く、目標の「1部昇格」を達成するには、「チーム全体の底上げと協調性が必要」と平出喬士主将(3年)が言うように、選手全員のレベルアップが大切となる。

上級生は大学からホッケーを始めた者ばかりで、選手数も3学年で13人と小所帯。このオフ期の課題は技術力向上もさることながら、スタミナ強化や体作りも必須で、食生活を整え、食事の質も上げていきながら、勝てる体に仕上げていきたい。

アスリートのおかずDELIでエネルギーを補給した後、練習に励む日体大ホッケー部
アスリートのおかずDELIでエネルギーを補給した後、練習に励む日体大ホッケー部

夜遅い食事に、疲れて作りたくない時に

しかし、半数が1人暮らしで、自宅から2時間かけて通う選手もいる。「夜遅くなると食事を抜いてしまう」「朝早くて食べられない」などの課題と日々直面しており、「栄養バランスの整った食事を」と頭で分かっていても、なかなか実践に移せない状況もある。樫村周亮主務(3年)は「1人暮らしのため、スーパーで購入するのも鶏肉単体とキャベツの千切りとかになっていた。普段、冷蔵庫に食材は入っていない」と明かした。

そんな時こそ、主菜、副菜すべてにタンパク質源を使い、栄養バランスのとれた「アスリートのおかずDELI」を活用して欲しい。冷凍庫で長期保存でき、電子レンジで温めるだけで食べられる。疲れて食事を作りたくない時、忙しくて買い物ができなかった時、筋トレ後の食事や朝食、昼食、補食として、様々なシーンで使えるセット。これにご飯と汁物、果物や乳製品を付ければ「アスリートの基本の食事」が整う形になっている。目標とする体に、成績につなげるために、「アスリートのおかずDELI」は頑張るアスリートを応援している。

「1部昇格」と笑顔で気合いを込める日体大ホッケー部
「1部昇格」と笑顔で気合いを込める日体大ホッケー部

<試食の感想>
・良い意味で味が薄かった。この薄さでもご飯が進んだ
・見た目以上のボリュームがあり、満足感がすごい
・栄養バランスのとれた食事ができて大満足
・栄養価が高い上に味がちょうど良く、とてもおいしかった
・見た目の量はそれほど多く思えなかったが、ボリュームがあり、おなかにたまった
・見た目が色鮮やか
・ボリュームはちょうどよく、味も濃すぎず薄すぎず食べやすかった

<食生活についての課題や悩み>
・食べ過ぎて体重が増える
・バランスの偏り
・品数が少ない
・朝食が食べられない
・忙しい時にカップ麺などで済ませてしまうこと
・好きなものしか作らない
・1人暮らしを始めてからご飯を食べる回数が減った
・食べる時間にバラツキがある
・偏食がある
・朝食を食べる時間がない
・生活リズムが崩れて、いつ食べて良いか分からない

<アスリートDELIはどんな時に活用できるか>
(1人暮らし)
・部活などで夜遅くに帰宅した時
・疲れて自炊したくない時
・筋トレ後や特に疲れた時
・作るのが面倒で食事を抜いてしまう時
(実家暮らし)
・忙しい時や食事に時間をかけたくない時
・急におなかがすいた時(補食)
・親がいない時
・朝早く時間がない時
(寮生活)
・寮の昼ご飯がないので昼ご飯として

【アスレシピ編集部】