ある高校で、3食とも食事提供を始めたところ、選手たちはいつも同じ時間に食事していたため、決まった時間以外では食事が食べられない、食欲がわかないといったことがありました。
定期的に同じ時間に食事をとると、その時間に身体が受け入れる準備を始めるため、準備できていない時間に食べることが難しくなります。これは体に「体内時計」があるためです。
この体内時計は一時的なことでは変化しませんが、起床、就寝、食事、トイレ、運動などを同じ時間に継続して行っていると、身体のリズムを作ってくれるようになります。これを利用して、試合など力を発揮したい時は、試合時間に合わせた生活リズムを作り、体内時計を調整するのが有効な手段です。
朝練習よりも午後練習の方が調子のいい選手が、いきなり朝の試合に出場しても、力を十分に発揮できません。試合日が近くなってきたら、試合時間に合わせて起床、就寝、朝食時間を調整し、朝でも調子を上げられるような練習を意識して行いましょう。
いつもと違う時間で食欲がないときは、補食を活用するのがおすすめです。作るのも、飲むのも簡単にできる「ヨーグルトドリンク」を紹介します。