笑顔で、はっきりとした声で、そして立ち止まってあいさつをもらった時、「丁寧にあいさつをしてもらった」と感じます。こちらからも、気持ちを込めてあいさつができます。歩きながら、振り返りながら、スマートフォンを見ながらのあいさつは、気持ちがこもっていないのを感じますし、丁寧さがないと判断されてしまいます。

 あいさつの基本は「語先後礼(ごせんごれい)」と言われています。まずは目を合わせ、次にあいさつを言葉にしてから、お辞儀をする。立ち止まって、あいさつを伝える。その丁寧さ、気持ちの余裕が、スポーツ選手としての礼儀を身に付けることにもなります。

 食事のときは、作ってくれた人や食材に感謝を伝えるために「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつを丁寧に行うことも大切です。調理をしてくれた方がその場にいなくても、1人で食べるときでも「いただきます」「ごちそうさまでした」を丁寧に言えることは、食事に対する向き合い方、気持ちも変わるはずです。

パエリア風ピラフ
パエリア風ピラフ

 今回は「パエリア風ピラフ」を紹介します。食卓を囲み、顔をあわせて、皆で「いただきます」「ごちそうさまでした。おいしかったね」と伝えられ、食べられる料理です。