ケガなどで入院すると、運動をしない分、消費エネルギー量が少し減ります。食事量を極端に減らす必要はありませんが、早く復帰するには入院中の食事も整えなければ、体脂肪がついて太ってしまったり、症状によっては回復が遅くなったりします。

普段以上に時間に余裕が出て、お菓子や清涼飲料水などをとる機会が増えるかもしれません。少し意識したい栄養素としては、体の材料であるタンパク質、ビタミンC、鉄、カルシウムなど。ケガからの早期復帰するためには、食事に気を付ける必要があります。

スナック菓子や清涼飲料水でなく

友だちが入院し、飲食を持ち込んでも良い場合、お見舞いの品は、スナック菓子やチョコレート、プリンなどの甘いお菓子や清涼飲料水ではなく、バナナ、ミカンなどの果物や100%果汁ジュース、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、豆乳、小魚アーモンド、スルメ、ドライフルーツなど補食としても役立つものにしましょう。ご飯が進むふりかけやノリなども良いですね。

また、冷蔵など温度管理ができない場合もあるので、冷蔵品は避けた方が良く、お刺身、お寿司などの生ものも控えたほうがよいでしょう。入院中に食中毒になるわけにはいきません。なお、病院によっては食事のお見舞いを禁止している場合もあるので、確認をしてください。

今回は低脂肪な食材、はんぺんを使ったタンパク質たっぷりの「はんぺんのホットサンド」を紹介します。挟んで焼くだけと、とても簡単です。挟む具材をアレンジして、お好みのサンドにもしてみてください。

管理栄養士・舘川美貴子