インターハイ(全国高校総体)の季節になりました。昨年度は新型コロナウイルス流行により、中止となりましたが、本年度は福井県を中心とする北信越で、7月24日から開催。私の住んでいる富山県はホッケー、バドミントン、空手、卓球の会場となっています。

秋に向けての大きな大会や国体の予選なども始まってきていますね。コロナ禍での試合や遠征、合宿を行うことは、競技面以外にも気を付けることが多く大変です。運営側も感染リスクを減らし、安全第一での進行となりますが、選手の皆さんももう一度、感染対策を見直してみましょう。

できていますか?基本的な感染症対策

新型コロナウイルスとの戦いは長期戦となっており、慣れが出てきた人もいるのではないでしょうか。もう一度、基本的な感染症対策を見直して、大会に臨みましょう。以下の項目をチェックし、正しくできているか確認してみてください。

(1)こまめな手洗いや消毒

・衛生的な正しい手洗い=手指をしっかり洗う。
・手洗いするタイミング=練習後、帰宅時、飲食前、トイレ後、掃除後、多くの人と共有するもの(ドアノブ、リモコン)に触った後など。
・アルコール消毒の方法=プッシュ式のアルコール消毒材は指先だけでなく、ワンプッシュして手や指全体にかける。

(2)密をなるべく避ける

・練習や競技以外で会話をする時はマスクをつける。
・窓やドアを開け、こまめに換気=バスの移動中、宿舎などでも気を付ける。
・食事をする時は向かい合わず、黙食。補食や水分摂取のためのボトルを配るときは、人を介すのではなく、自分の物は自分でとるようにする。

(3)マスクは正しく着ける

・鼻を出していたり、ずれたりさせず、隙間を開けないようにする。
・マスクの表面は汚れているので触らない。「マスク会食」の時などマスクを外すときはなるべく紐側から外す。
・マスクは外した時にテーブルなどにそのまま置かず、ケースや袋などに入れて保管する。

部屋の掃除の際は使い捨て手袋

遠征や合宿ともなると、このほかにも衛生管理に気をつけることが増えてきます。補食や食事時だけではなく、自分たちの身の回りの消毒も必要なことが生じてきます。

バスの中や宿泊先の部屋の清掃を行う時は、できるだけ使い捨ての手袋をはめ、清掃後、手袋を外した後も必ず手洗いしましょう。また、スマホやタブレットなどを共用する時も、こまめに消毒しましょう。

今回は「遠征先でも作れるオレンジヨーグルトドリンク」を紹介します。

補食時のドリンクがいつも、果汁100%オレンジジュースでは飽きがくることもあります。そんな時はコップに移して、ヨーグルトドリンクと混ぜてみましょう。簡単にリカバリードリンクが作れます。

糖質、タンパク質のほか、汗と一緒に失われるカリウムもたっぷりと摂ることができます。甘すぎないさっぱりとした味わいとなりますが、もっと甘みがほしい時は、砂糖やはちみつを入れても良いですね。

宿泊先の部屋に冷凍庫があれば、ヨーグルトを冷凍させておき、フローズンヨーグルトにすることもできるでしょう。ただ、遠征中は調理設備が整っていないことが多く、作業工程や時間が長くなると温度管理や衛生状態が悪くなるので、できるだけ時間をかけずに簡単に作ることをおすすめします。

家庭で作るときは様々なアレンジが可能です。外出も制限されている今、グラスにオレンジを飾るなどして、デザート気分を味わってみてください。

管理栄養士・舘川美貴子