<豆:山本商店>
豆は栄養価が高く、私たちの食生活には欠かすことはできない食材の1つです。ただ、普段食べる種類は案外に少ないのでは…と思い、築地場外に店を構える豆のプロに話を聞きました。
訪れたのは、昭和23年創業、築地で2店舗を構える豆問屋・豆専門店の「山本商店」。常時40~50種類の選び抜いた豆を取り揃える同店店主の山本正人さんに、種類や活用法、珍しい品種などを紹介してもらいます。
豆の種類
店内には、見たこともない色や柄、名前の豆がたくさん並び、その種類に驚きました。
豆と聞くと、はじめに大豆を思い浮かべる人も多いと思いますが、日本で栽培され、食されている豆は、「大豆」「小豆」「インゲン豆」「エンドウ」「ソラ豆」「ささげ」など、数種類に分類されているようです。
<大豆>
一般的に使われている大豆は「黄大豆」で、そのほか黒豆と呼ばれ、煮物やおせち料理に使われる「黒大豆」や「青大豆」があります。畑のお肉と呼ばれ、タンパク質を豊富に含んでいます。
<小豆>
大粒の大納言、小粒の小豆(ショウズ)などがあり、和菓子のあんに使われます。
<インゲン豆>
金時豆、うずら豆、虎(とら)豆、手亡豆、大福豆などに分類され、豆の色は白や赤、黒、茶などがあります。種類も豊富です。
<ソラ豆>
若い豆を塩茹でしたり、焼いたり、日本ではさやの中のマメをそのまま食べます。
そのほか、「ささげ」や「エンドウ」なども豆の種類です。また、世界中で食べられている「ひよこ豆」や「レンズ豆」なども、輸入品が手に入るようになってからは、日本でもさまざまな料理で重宝されています。
豆の種類を知れば、料理の幅も広がるかもしれません。豆の種類によって、おすすめの調理方法があるので、ぜひ日々の料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
住所:東京都中央区築地4丁目10-8
電話:03-3541-2954
営業時間:5:00~13:00
休業日:日曜、祝祭日、市場休市日
HP:http://tsukiji.or.jp/search/shoplist/cat-e/cat-18/156.html