ママ特派員の稲葉祐紀子さん(神奈川県藤沢市)は旅先で見つけた素朴な味を自宅で再現しました。簡単でアレンジ可能なレシピです。
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出張や旅行で向かった場所で、その土地の美味しいものや、子どもたちのご飯に良さそうなものに出会うと、「家でどう再現できるか?」をいつも考えます。
この冬、韓国へ行ったときも、美味しい出会いがありました。ソウルの市街にはたくさんの屋台が並んでいて、朝食や補食になりそうなものが湯気をあげていました。
そこで見つけたのが「ケランパン」です。ケランとは韓国語で卵のこと。見た目は、日本の大判焼きに似ており、中に卵を1つ割り入れて焼いたもの。味は卵とパンケーキを一緒に食べたような感じで、ホカホカと温かく、ほんのり塩味もする、甘くて素朴な味でした。
シンプルだけど、栄養は摂れそう。早速、帰国後にオリジナルケランパンを作ってみました。
中に入れる卵は、朝食や補食として食べやすいようにウズラの卵にしました。後片付けが楽で持ち運びもできるように、紙のマフィン型を使っても便利です。
作り方は簡単。忙しい朝でも手軽に出来るようにホットケーキミックスを利用しました。生地をマフィン型に流し入れたら、ウズラの卵を割り入れてください。卵自体の重さで生地の中に沈んでいくので、焼き上がると、ちょうど中に丸ごと卵が入った状態になります。
小さく刻んだベーコンや野菜を入れるなど、アレンジも自在です。「韓国のジュニアアスリートも食べることがあるのかな?」と想像しながら、旅先で出会った味を思い出して台所に立っています。
<ケランパン>
■調理時間:25分
■材料(マフィン型8個分)
【生地】
ホットケーキミックス…1袋(150グラム)
水か牛乳…100ml
卵…1個
【具材】
ウズラの卵…8個
ベーコン(お好みでハムや野菜など)…適量
ピザ用チーズ…適量
■作り方
①生地の材料を全て混ぜる。
②刻んだベーコンを①に混ぜる。
③マフィン型の半分くらいまで②を流し入れる。
④③にウズラの卵を割り入れる。
⑤ピザ用チーズを散らす。
⑥200℃のオーブンで約20分焼く。
・教員。
・食事を通して、心身ともに家族の健康維持をサポートしたいと願うママ。子供たちが取り組む競技は、中学2年生の女子は剣道、ライフセービング、小学2年生の男子はサッカー、ライフセービング。