新緑が気持ちの良い季節になってきました。子どもたちが取り組むそれぞれの競技も新年度を迎え、大会や試合が毎週のように予定されています。過ごしやすいこの時期は1年の中で、コンディションがよい時期でもありますが、植物も芽吹くように、子どもたちの食欲もこの時期は増進するような気がします。

 先日、娘の練習の日のお昼ご飯として、競技仲間と一緒に食べられるように「肉巻きおにぎり」をたくさん作って持たせました。

ショウガ焼き風味の肉巻きおにぎり
ショウガ焼き風味の肉巻きおにぎり

 肉+ご飯というテッパンの組み合わせは食べ盛りの子どもたちに大好評だったようで、“即完売”状態だったと聞き、とてもうれしくなりました。

 ポイントは肉にあらかじめ下味をつけておくことです。つけだれに小麦粉か片栗粉を少量加えておくと、味が絡みやすく、肉が剥がれにくくなります。フライパンで転がしながら焼きますが、たくさん作るときはオーブンで焼くと簡単です。

<肉巻きおにぎりの作り方>
①ご飯を俵型に握る
肉を巻くのでやや小さめに握る。ご飯に、醤油につけたショウガ(みじん切り)やシソなどの薬味を混ぜておくと風味がよく、さっぱりと食べられる。
②薄切りの豚肉(又は牛肉)をタレに漬け込む
タレはみりんと醤油を1:1に。ショウガのすりおろし(適量)を混ぜ、小麦粉(又は片栗粉)を少量ふるい入れる。
③肉をおにぎりに巻く
肉を十字にし、おにぎりを真ん中に置いて包むと楽。1個につき2枚のお肉を使用。巻き終わりを下にし200℃のオーブンで15~20分焼き、仕上げにゴマをふる。

稲葉祐紀子(神奈川県藤沢市在住)

教員。
食事を通して、心身ともに家族の健康維持をサポートしたいと願うママ。子供たちが取り組む競技は、中学3年生の女子は剣道、ライフセービング、小学3年生の男子はサッカー、ライフセービング。