息子が所属している野球チーム(リトルリーグ)では、同学年のメンバーは5人しかおらず、そろって体格が小さいため、なかなか試合に勝てない日々が続きました。息子も小さい体格ですが、ご飯はしっかり食べるので、あまり心配していませんでしたが、ある日、コーチから「そんなに小さいと、これからは試合には出さない」と言われたらしく、帰ってくるなり、「大きくなりたい」と伝えてきました。
嫌いなもの、食わず嫌いも克服
確かに強くなるには、大きく強い身体が必要だと思います。コーチから同じことを言われた他のお母さんとも協力し、食事でサポートして、チーム力をもっと高めていこうと計画。月に1度、練習終わりに、それぞれ「一品」を持ち寄って、子どもたちがみんなで楽しく、色んなものを食べられるような場を設けました。
そうすると、料理の苦手なお母さんも一生懸命作ってくれます。「あの料理が美味しかった」と子どもから聞けば、それを家で作ってみるという相互作用も出てきました。
みんなで食事をすることで、食べる競争が始まります。いつもあまり食べない子が周りにつられて食べたり、嫌いなものや食わず嫌いだったものも自然と食べられたりという効果も出てきました。さらに「同じ釜の飯」を食べることで、自然と仲間意識も高まり、チームにとても良い団結が生まれました。
これからも母たちのサポートは続きますが、料理が好きな人ばかりではないし、下の子が小さいと手の込んだものも作れません。ちょっとした工夫やアイデアで、栄養価が高まる料理やレシピを、これからも伝えていきたいと思います。
・栄養士。
・食品会社の栄養士として勤務。同時に中学生女子硬式野球クラブチームの栄養士として、ユース選手の食事を栄養面でサポート中。
・ソフトボールの経験がある大学1年生の長女、女子硬式野球部に所属する高校2年生の次女、リトルリーグ硬式野球部に所属する中学1年生の長男のママ。