子どもの野菜嫌いを克服したいと、日々さまざまに工夫をしているご家庭も多いと思います。アスレシピモニターのY・Mさん(神奈川県)から、アスレシピのコラムをヒントに試した一品が、すっかり家族のお気に入りになっているというエピソードが届きました。

苦手な野菜をどんどん食べる

 我が家には小学6年生の長男、小学4年生の長女がいます。兄はサッカー、妹はチアダンスと、2人とも地元のクラブチームで日々練習に励んでいますが、ともに野菜が苦手で困っていました。

 あるときアスレシピを見ていると、「同じ細かくするのでもみじん切りにするより、フードプロセッサーを使うとすんなり受け入れてくれる場合があります。」と書かれている記事を見つけました(参照:「雰囲気も大事なごちそう、夕食は複数食材からタンパク質とるチャンス」)。たしかに、これまでもハンバーグなどに細かく刻んで野菜を混ぜてみても、すぐに気付かれ残されてしまった苦い経験がありました。今まではスープなどにしか使ってこなかったフードプロセッサーですが、さっそく試してみることにしました。

 まず作ったのが、2人の大好きなミートソース。いつもは「野菜、入れないでよ!」と言われてしまうのですが、おそるおそる夕食に出してみたところ「今日のミートソース、いつもと違う!」との声。やっぱり気付かれてしまったか…とがっかりするのもつかの間「超おいしい! おかわりある?」というではありませんか!

 その日から、フードプロセッサーはわが家のキッチンに欠かせない存在となりました。同じ材料で味付けを変え、ドライカレーにしても好評です。たくさん作っても、何度もおかわりされていつも完売してしまうおすすめのレシピです。

 
 

<野菜たっぷりのミートソース>
調理時間:30分
材料:作りやすい分量
合いびき肉…300g
ニンジン、ピーマン、ゴボウ、セロリ、マッシュルームなど…計500g
タマネギ…1個
ニンニク…1片
顆粒コンソメ…小さじ2
赤ワイン…1/2カップ
トマト水煮…400g
トマトジュース…200ml
トマトケチャップ…大さじ2
中濃ソース…大さじ2
てんさい糖…大さじ2

肉よりもたくさん野菜が入ります。いろいろな野菜で試しましたが、ゴボウ、セロリ、マッシュルームは必ず入れます
肉よりもたくさん野菜が入ります。いろいろな野菜で試しましたが、ゴボウ、セロリ、マッシュルームは必ず入れます

作り方
①ひき肉を冷たいままのフライパンに入れ、顆粒コンソメを混ぜる。
②野菜はすべてフードプロセッサーにかけ、細かくする。①のフライパンに加えて肉と混ぜ合わせ、底全体に押しつけるように広げる。
③フライパンを強火にかけ、底面に少し焼き色がついたら返し、また押しつけるように焼く。
④野菜から出た水分がなくなってきたら赤ワインを加え、トマトの水煮を3~4回に分けて加えていく。加えるごとに水分を飛ばしながら、煮詰めるように炒める。続けてトマトジュースも3~4回に分けて加え、その都度煮詰めながら炒める。
⑤調味料をすべて加え、好みの加減まで混ぜながら煮詰める。

※カレーにするときは、トマト水煮の代わりにカレー粉を大さじ2、ワイン、ケチャップ、ソースの代わりにナンプラー(またはしょうゆ)を大さじ2~3入れています。