薬膳を勉強中のアスレシピのサポーター、河村智子さん(東京都)が、乾燥や風邪などに効果の高い薬膳の食材をレポートしてくれました。
秋の味覚の薬膳は
朝晩は過ごしやすくなり、すっかり秋めいてきました。これからの時期、気になるのが喉や肌の乾燥や風邪ですよね。薬膳の中にも、これらに効く食材がたくさんあります。今回は、その中でも、秋の味覚として親しまれているものを紹介します。
●ゴボウ…日本では根菜としておなじみですが、中国では薬草として扱われています。食物繊維が豊富なことは知られていますが、薬膳ではそのほか、滋養強壮、風邪や高血圧の予防、デトックスに有効とされています。また、体の熱を取るので夏の疲れをリセットできます。
●ナシ…肺を潤し、体液を補ってくれるので、せきやたんを鎮める食材として重宝されています。また二日酔いに効くとも言われています。日本では冷やして食べますが、中国では蒸したりお粥に入れたりと、火を通すのも一般的です。
●ヤマイモ…滋養強壮効果の高さから「山薬」「山のウナギ」などの別名があります。気や潤いを補い、腎機能を高め、胃腸を整えます。また、美肌効果や風邪予防に効果のあるビタミンCも含まれています。
●ピーナツ(落花生)…おつまみやおやつ、サラダなどのトッピングで食べられているピーナツですが、ほかのナッツ類と同じく、潤い効果が高いのが特徴です。肺を潤してせきを鎮めます。乾燥肌、便秘予防、食欲増進や胃もたれの予防にも効果があります。
アスレシピは、これらの食材を使ったレシピをピックアップしました。乾燥や風邪対策を意識して、元気に冬を迎えられるといいですね。