冬休みが終わり、慌ただしい日常が戻っています。子どもたちはもちろん、家庭での生活を支えるお母さんたちも、頑張る日々が始まっていることでしょう。

 最近では、仕事を持つお母さんも増えてきました。時間が限られている中で、どのように家事をやりくりしているのでしょうか。アスレシピサポーターの泊亨子さんに聞きました。【アスレシピ編集部】

朝食とお弁当でご飯8合

 泊さんは、大学生の長女、高校生の長男、中学生の次男とご夫婦の5人家族。長女は栄養学を勉強中。長男と次男はともに野球部に所属し、体作りを頑張っています。

 毎日のお弁当作りは、次男以外の4人分。長男は部活で3合分のご飯を持参することになっており、毎朝8合のご飯を炊きますが、朝食とお弁当で完食してしまいます。

 長男が朝練に出発する午前5時過ぎに間に合わせるため、母の起床時間は4時半。夏場は腐敗防止のためしっかり冷ましてから詰めるため、4時には起きているそうです。おかず類は前夜に下ごしらえを済ませ、時間を短縮します。

毎朝家族4人分のお弁当を作る
毎朝家族4人分のお弁当を作る

野球部に所属する、高校2年長男のある日のお弁当
野球部に所属する、高校2年長男のある日のお弁当

すき間時間に効率よく休憩

 家事は食事作りだけではありません。家族に朝食をとらせながら洗濯2回、片付け、掃除などを済ませ、身支度を整えて泊さん自身も出勤します。

 仕事が終わると買い物をして帰宅。ゆっくりする間もなくキッチンに立ち、夕食の準備です。次男が夕食を済ませて塾に出かけると、ようやくしばしの休憩タイム。睡眠不足になると体調を崩してしまうため、わずかな時間でも仮眠をとるなど効率的に体を休めます。

 その後は帰った人から夕食をとらせ、片付けをしながら翌日の朝食とお弁当の下ごしらえ。午後10時30分には床につきます。

日々の積み重ねが未来につながる

 このような毎日の繰り返しはさぞ大変ではないかと思いますが、子どもたちは高校を卒業すると家を離れることもあるでしょう。

 「食事の面倒を見てあげられるのも高校生までかと思うと、慌ただしい時間が急にかけがえのないものに思えてきます。小さい頃からの食事の積み重ねが、将来健康な食生活のできる大人になるための基礎。そう考えると、また毎日を頑張ろうというパワーが湧いてきます」と泊さん。

 お母さんの思いは、子どもたちにもきっと伝わっていることでしょう。アスレシピは頑張る子どもたちとともに、お母さんたちも応援しています。

<家族構成>

長女=大学1年
長男=高校2年(野球部)
次男=中学3年(野球部)
自分

<タイムスケジュール>
午前04:30 起床、お弁当、朝食準備
  04:50 長男朝食
  05:20 長男登校、洗濯(1回目)、片付け
  06:00 夫、長女(大学1年)と一緒に朝食
  06:30 洗濯(2回目)
  07:00 夫出勤、長女登校
  07:30 次男(中学3年)朝食
  08:00 次男登校、掃除、身支度
  08:45 出勤

午後05:30 買い物をして帰宅、夕食準備
  06:30 次男夕食、塾へ
  07:30~帰宅した人から夕食
  09:30 次の日の朝食、お弁当の下準備
  10:30 就寝