<ママ特派員・サポーターから>

 日々の食事作りを簡単にするために常備菜を用意しようとすると、案外時間がかかってしまうことはありませんか。常備菜作りに時間をかけるのはもったいないので、私は日頃からおかずを多めに作ることを心がけています。

 夜よりも朝のほうが慌ただしいので、夕食時におかずを2回分作ります。ポイントは、アレンジしやすいメニューにすること。着回しのきく洋服が便利なように、料理もアレンジを意識して考えます。

 翌朝もおいしく食べられるように、調理も少し工夫します。今回使った豚肉には、片栗粉をまぶすことで次の日も固く感じることがありません。夕食のポークチャップとピーマンのおかか炒めは、翌朝ご飯に乗せ、チーズをかけてトースターで焼けば、簡単ドリアができあがります。

 体に良い食材はこれ! と話題になると、ついそればかり食べてしまいがちですが、「ばっかり食べ」は逆に体に悪い影響を与えかねません。毎回ではなく、1日や1週間といった長いスパンで偏りがないように、さまざまな食材を取り入れるようにしています。気づいたときに加えやすい乾物類は、常備しておくと便利です。

(写真左下から時計回りに)包まないオムライスのポークチャップソースがけ、ピーマンのおかか炒め、ミニトマトと豆苗のあえ物、きなこ豆乳、とろろ昆布のスープ
(写真左下から時計回りに)包まないオムライスのポークチャップソースがけ、ピーマンのおかか炒め、ミニトマトと豆苗のあえ物、きなこ豆乳、とろろ昆布のスープ

<今回の献立>
包まないオムライスのポークチャップソースがけ
ピーマンのおかか炒め
ミニトマトと豆苗のあえ物
とろろ昆布のスープ
きなこ豆乳

調理時間:5品で20分
材料:記載のあるもの以外は4人分
<包まないオムライスのポークチャップソースがけ>
卵…8個
塩、コショウ、オリーブ油…各適量
ご飯…4人分
ピザ用チーズ…適量

ポークチャップソース
豚こま切れ肉…200g
タマネギ…1個
ケチャップ…大さじ3
ソース…大さじ1
しょうゆ…大さじ1
塩、コショウ、片栗粉、青ノリ…各適量
水…100ml

<ピーマンのおかか炒め>
ピーマン…4個
かつお節…1つかみ
しょうゆ…大さじ1

<ミニトマトと豆苗のあえ物>
ミニトマト…8個
豆苗…1パック
エゴマ油、しょうゆ…各大さじ1
レモン汁…小さじ1
塩、コショウ…各適量

<とろろ昆布のスープ>※1人分
とろろ昆布、かつお節、炒りゴマ…各適量
梅干し…1個
しょうゆ…少々

<きなこ豆乳>※1人分
豆乳…1カップ きなこ、黒すりゴマ、はちみつ…各適量

作り方(同時に5品を作ります)
①ピーマンをスライスし、水を少量加えてレンジで2分半加熱する。タマネギはスライス、ミニトマトは半分に、豆苗は3分の1の長さにカットする。
②①のピーマンにしょうゆをかけ、かつお節を入れて混ぜ合わせる。ミニトマト、豆苗はエゴマ油、レモン汁、しょうゆ、塩、コショウをかけてあえる。
③卵を溶いて塩、コショウし、熱したフライパンにオリーブ油を入れて半熟の炒り卵を作り、取りおく。
④キッチンペーパーでフライパンを拭き、タマネギと水を入れてふたをし、火にかける。
⑤汁椀にスープの材料を入れ、準備しておく。
⑥ポリ袋に豚肉を入れ、片栗粉を振り入れてまぶす。④のタマネギの上に豚肉を平たく広げ、再びふたをする。
⑦器にご飯を盛ってピザ用チーズをかけ、その上に③の卵を乗せて青ノリをふる。ピーマンとミニトマトのあえ物を添える。
⑧⑥のフライパンのタマネギと豚肉を混ぜ、ケチャップ、ソース、しょうゆを加える。⑦のご飯に添える。
⑨汁椀にお湯適量を注ぐ。豆乳にきなこ、すりゴマ、はちみつを加え、よく混ぜる。

永田綾子(東京都三鷹市在住)

調理師、スポーツフードアドバイザーの資格を保有。
スポーツを頑張っている子どもを持つお母さんのために、セミナーなどを開催できるように勉強中。テニスを頑張る長男(小学6年)、サッカーを頑張る次男(小学4年)と三男(年中)のママ。