<ママ特派員・サポーターから>
ママ特派員の山崎文恵さんは、ラグビーをする中学3年と小学6年の息子さんをサポートしています。昨年ケガをしたことをきっかけに、体作りとカルシウムの必要性を感じ、食トレに取り組みはじめました。
苦手なものも、自分から食べられるように
ラグビーを頑張る子どもたちには、日頃から「おいしい!」と感じながら食べてほしいと願っています。
子どもたちは親が「大きくしてあげたい」と思う以上に、自分たちが「大きくなりたい」と思っているようです。体を大きくするには、まずカルシウムをしっかり摂ってほしいと考え、手軽に補給できる工夫をしています。
カルシウムといえば牛乳やシラスが思い浮かびますが、今回は「エビ」を使ったふりかけを紹介します。
私は釜揚げの桜エビが大好きですが、子どもたちはあまり食べません。でも、普段の様子を見ていると、エビせんべいなどは喜んで食べているので、味が苦手なわけではなさそうです。
そこで、手ごろな価格の干しアミエビを使って、ふりかけを作ってみました。大量のすりゴマとおろしニンニクをほんの少し加え、香ばしくカラカラになるまで炒りあげます。
すると、食事の際に子どもたちが自分から「エビふりかけ!」とご飯にかけるようになりました。
食べている時にはさりげなく、
「背が伸びるね」
「骨が強くなるね」
と声がけをします。この食べ物は何が良いのかを、言葉で伝えることも大切にしています。
ご飯にかけるだけでなく、ホウレン草のナムルやおひたしなどにプラスすれば、鉄とカルシウムを一緒に摂ることができます。また、チャーハンにパラパラふりかければ食感が良くなり、味にも深みが出ます。
子どもたちが「苦手」といって食べないのには、何か理由があると思います。我が家の場合は、味以外では朝などで時間がないことがほとんどです。必ず食べられるタイミングや条件があるはずなので、よく観察して、条件が合うときにしっかり出すようにしています。
そして、自分から「食べよう」という気持ちになることが大切だと思います。食べられるようになると、少しずつ心と身体が変わってくるので、さらに自覚が高まります。食べられた! という成功体験も好影響を及ぼすのか、兄はかなり好き嫌いなく食べられるようになってきました。次男も、少しずつですが食べる量が増えています。
母親として、食べられない原因と気持ちをくんで、サポートしていきたいと思います。
【ママ特派員・東京都在住・山崎文恵】