<ママ特派員・サポーターから>

 ママ特派員の松田直美さんは栄養士の資格を持ち、ラグビーを頑張る高校生と大学生のお子さんをサポートしています。「普通のお母さんが、普通の食材や手間で取り組めるラグビー選手の食事作り」を目指し、さらに勉強を重ねているそうです。

食欲がないときも食べやすく

 気温が高くなってきました。暑さに体が慣れていない時期は、練習や試合の疲れも重なって、我が家の子どもたちは食欲が落ちてしまいます。冷たいものを欲しがりますが、体が冷えると疲れが取れませんし、翌日また元気いっぱいに動くことができませんよね。

 そんな時、よく作るのが「野菜と肉の万能スープ」です。よく煮込んでおけば、胃腸に負担をかけず、栄養素をたっぷり摂ることができます。大鍋で作り、最初はあえて味付けをせず、料理ごとに味を調えて使います。

 まずは具だくさんのスープとして、次はみそ汁に、次はうどんやラーメン、スープパスタなどの汁として、最後にはリゾットや雑炊にして、スープに溶け出した栄養素まで残さずいただきます。野菜や肉は具としてはもちろん、別の一品に仕上げることもできます。忙しいお母さんにも、スポーツを頑張る子どもたちにもおすすめです。

<野菜と肉の万能スープ>
調理時間:40分
材料:作りやすい分量
水…1~1.5リットル
基本の野菜
 タマネギ…2個
 キャベツ…1/2個
 ニンジン…1本
 長ネギ…1本
 ショウガ…1片
季節の野菜
 白菜、カブ、大根など…各適量
タンパク源
 鶏むね肉、手羽先、豚もも肉など目的に応じて…適量

材料は手に入りやすいものでOK
材料は手に入りやすいものでOK

作り方
①野菜を大きめに切り、鍋に入れて水から煮る。

野菜は大ぶりに切ります

野菜を水から煮込みます

②沸騰したら肉類を入れ、再び沸騰するまで強火であくを取りながら煮る。

③沸騰したら火を弱め、野菜と肉が柔らかくなるまで煮る。

煮上がったところ

※骨付きの肉の場合は、軟骨まで柔らかくなるようにそのまま煮込む。他の肉の場合は火が通ったら取り出しておき、具材として、またはほかの一品に利用する。

鶏むね肉はほぐしてサラダや棒々鶏に。サンドイッチの具にもおすすめ
鶏むね肉はほぐしてサラダや棒々鶏に。サンドイッチの具にもおすすめ

【ママ特派員=東京都・松田直美】