<ママ特派員・サポーターから>

 今年中学3年になった長男は、ラグビーのフォワード担当。昨年ケガをしたことをきっかけに、体重を増やす努力を始めました。

 今でこそだいぶ準備も慣れてきましたが、初めは私も何から手をつけたらよいかまったく分からず、仕事をしていることもあって用意しきれない日も多くありました。

 そこで、できるだけ食べる前と後に写真を撮ることにしました。

ある日の朝食
ある日の朝食

食べ終わった後。時間切れでミカンが食べられませんでした
食べ終わった後。時間切れでミカンが食べられませんでした

 すると、自分ではちゃんと用意したつもりでも、乳製品が足りなかったり、生野菜が足りなかったりしていることが、はっきり分かります。買い物をする時にも写真を見返し、買い忘れ防止やメニュー作りのヒントに生かします。

 子どもたちの食べ方にも発見がありました。1日の中でしっかり食べきることが難しいのは「朝食」がほとんどでした。食べ始める時間とどのくらい食べられたのかを見て、それなら明日はもう少し早起きさせよう、フルーツが残るようならジューサーにかけて出してみよう、など、完食させるためのアイデアもわいてきました。

 体重が落ちてしまった時には、息子と2人で写真を見て、あと10分早起きしたら全部食べられるかな? などと話し合うこともあります。

 食事は、本人がやる気にならないとプレッシャーになってしまいます。やる気を出させるために、食べられないことを責めない、「せっかく作ったのに」と言わないという2点は常に心がけています。

 残されても、とにかく毎日出し続けると、ある日完食できる日が来ます。そのときはすかさずほめることを繰り返し、現在177センチ、77キロに。1年で10センチ、10キロ増えました。これからも続けていこうと思います。

 次回はさらに小食の小学6年生、次男への対応(参照:「体を大きくしたい子どもたち、それぞれへのアプローチ法」)を紹介します。

【ママ特派員=東京都在住・山崎文恵】