<ママ特派員・サポーターから>

 暑い日が多くなってきました。最近、お子さんが練習後などの食事を「あまり食べなくなった」と悩んでいるお母さんはいませんか。

 量をたくさん盛っていないのに、以前にはなかった食べ残しがあったり、食べるのに時間がかかったりすることがあります。親としては、しっかり食べて欲しいけれど、早く片付けたいという思いもあったりと、難しいところですね。

 そこで、簡単な工夫で食べやすくする盛り付けアイデアをお伝えします。

パターン1・定食スタイル

定食スタイル

 一般的な定食スタイルです。メインのおかずに加え、副菜も数種あり、食べ応えがありそうな食事です。

<今回のメニュー>
・ご飯
・牛肉と新タマネギの甘辛だれソテー
・ニンジンとプルーン、くるみのマリネ
・たたきキュウリのあえ物
・新ジャガフライ
・トマト、サニーレタス

 以上に加えて、フルーツと乳製品があるとさらにバランスの良い食事になります。

パターン2・ワンプレートスタイル

ワンプレート

 パターン1と全て同じメニューです。量は、パターン1と2のどちらが多く見えますか?

 正解は……

 全く同じ分量なのです。比べてみると、パターン2の方が少なく見えませんか。目の前にたくさんのお皿が並ぶと、食欲が余計に失われる場合もあります。ぜひ盛り付け方にも工夫をしてみましょう。

視覚のマジック、家事の時短にも

 ワンプレートに盛り合わせることで、量を少なく感じられる、箸数が多くならない、おしゃれに見えるなどの効果があり、食べやすさにつながります。さらに洗い物も少なくなって、お母さんの手間も軽減されますね。

 いかがでしたか? 暑くなり、食欲がないとつい「食材」を工夫しようと思いがちですが、盛り付けの工夫で良い変化があるかもしれません。食欲がないお子さんに「いつもと違った盛り付け」をぜひ試してみてはいかがでしょうか。

【ママ特派員=管理栄養士・佐藤小夜子】