<ママ特派員・サポーターから>
「今度の新人戦、決勝まで行けるかも!」
そう言って大会のお知らせを見せてくれたバドミントンを頑張っている娘。しかし、スケジュールを確認すると、勝ち上がって行くにつれ食事の時間が思うように取れないことが分かりました。空き時間を見つけてこまめに糖質を補給するか、もしくは脂質をエネルギーとして使える体にした方がいいか悩んでいました。
その数日後です。北海道で大地震が発生しました。我が家では揺れは感じなかったものの、停電が続きました。オール電化の我が家ですが、特に困ることがなく復旧までの約2日間を過ごすことができました。
この時、感じたことがあります。それは、「備え」は大前提、さらに「いざという時に備えたものを使えないといけない」ということです。
私は時々、カセットコンロでご飯を炊いていました。そのため水加減や火力、炊けるまでの時間などが分かります。冷蔵庫の中も、普段からあまり多くの物は入れないので、傷む前に食べ切ることができました。
ロウソクや電池、ラジオなどもすぐ分かる場所に置いてあります。いざという時にどこにしまってあるか分からない、使い方が分からない、では大変なことになっていたと思います。
体にも同じことが言えると思います。
私たちの体には、いざという時のために脂肪が蓄えられています。体はメインのエネルギー源である糖質がなくなると、自動的に脂質をエネルギーに変えてくれます。
しかし、普段から糖質ばかりに頼っていると、脂質をエネルギーとして使う機会はなくなってしまいます。今回のことに置き換えると、日常生活を「電気」ばかりに頼っている状態です。
いくら備えていたとしても、普段から使っていなければ、体は脂肪をエネルギーとして利用するのに時間がかかります。そのため、糖質がなくなるとエネルギー切れをおこしてしまうのです。日頃から糖質だけに頼らず、脂質をうまく利用するようにすれば、エネルギー切れはおきにくいと思います。
我が家では糖質の摂り過ぎに気をつけ、脂肪をエネルギーとして使える体作りをすることにしました。オイルも色々な種類を用意し、利用しています。
娘の新人戦は結局、中止となりました。残念ですが、大会はまだまだ続きます。そして、来月には初雪の便りが聞かれるようになり、スキーシーズンもやってきます。親のサポートも続きます。
【ママ特派員=北海道在住・柴田文子】