<ママ特派員・サポーターから>

近所に小さな実をつけるゆずの木があり、毎年たくさんのお裾分けをいただきます。

お風呂に入れたり、皮をジャムや薬味に加工して使ったりしてきましたが、その愛らしい形も生かしたものが作りたくて、今年は皮を器にしたゼリーを作ってみました。

ゆずの果汁は酸味が強く、そのままでは食用に向きませんが、果汁を火にかけて砂糖やはちみつを溶かし、濃いめのシロップを作ると利用の幅が広がります。このシロップを希釈してゼラチンと合わせ、ゆずの皮のカップに流し固めると、姿も香りも良いゆずゼリーが出来上がります。

ゆずに含まれるビタミンCはレモンの3倍ともいわれ、風邪をひいて熱がある時などのビタミンC補給にも効果的です。香りは高いリラックス効果をもたらし、深い眠りを促す作用もあるそうです。

我が家では安眠効果を期待して、夕食後の小さなデザートとしていただきます。ゆずの効能をふんだんに取り入れた風邪対策のおかげか、昨シーズンは家族全員風邪をひかずに過ごすことができました。

明日も元気に練習に向かうために、季節の食べ物からしっかり栄養をとることと十分な睡眠を大切にしていきたいと思っています。

<丸ごとゆずゼリー>
材料
ゆず…小さいものなら10~15個、ミカン大なら3~4個
てんさい糖(または砂糖、はちみつなど)…適量
ゼラチン…200mlの液体に対し5g
希釈用の水(または湯)…適量

作り方
❶ゆずは上から1/3の高さで輪切りにする(上部は器のふたにする)。
❷皮を傷つけないように、ゆずの果肉を取り出す。
❸果肉を搾り、果汁を鍋に入れる。
❹③を弱火にかけ、てんさい糖(または砂糖)を加えて溶かす。
❺④を水(または湯)で希釈し、ゼラチンを溶かしてゼリー液を作る。
❻⑤を②に流し、冷蔵庫で冷やし固める。

【ママ特派員=神奈川県在住・稲葉祐紀子】