<ママ特派員・サポーターから>
冬も本番、毎日寒いですね。
息子は朝練のため、5時前に起きてすぐに朝食を摂ります。もともと朝は食欲がないのですが、冬は内臓が冷え、余計に食が進まない様子。「食べなきゃいけないのはわかっているけど」と言いながら、食事を残す日が続いていました。
エネルギー不足で練習をするのは、体作りにはもちろんマイナスですし、判断力が鈍ってケガにつながるのも怖く、何かできないかと考えました。
まず、毎朝の食事を食べる前と後にスマホで撮影し、何が食べられて何が食べられなかったのかという傾向を把握しました。
息子の場合は、毎日温かい汁物だけは完食していたので、普段より具を多くした汁物を作ることにしました。
みそ汁の具は3種類以上入れるのが我が家の定番です。食材が足りなくならないように、乾燥エノキ、乾燥ワカメ、豆腐、油揚げ、煮干しとシイタケの粉末、豚肉か鶏肉などを常備するようにしました。
キノコ類は生で食べるよりも、乾燥させた方が栄養価が何倍にもアップします。特に乾燥エノキには、疲労回復に良いビタミンB1が他のキノコ類よりも多く含まれています。
みそ汁は何度も温め直しているとみその香りが損なわれてしまうので、香りとともにカルシウムやビタミンDがプラスできる煮干しとシイタケの粉末も役立ちます。
時間がない日や、どうしても食べたくないという時には、ご飯を加えて少し煮込み、雑炊のようにします。
みそ汁以外にも、豆腐、ネギ類、卵、キノコ、鶏肉などで中華風スープにしたり、キャベツ、豆類、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、鶏肉でコンソメやトマト仕立てのスープにしたりと、飽きないように味を変えながら、家にある食材で合いそうなものは何でも入れて煮込んでしまいます。前夜に作っておけば朝は温めるだけで済み、時間もかかりません。
お皿をたくさん並べるよりも、1品にいろいろな食材が入っていれば、眠くて食欲がない朝でもスプーン1つで口に運んでくれるのではないかと願って食卓に出します。
そのほかには、ヨーグルトに食べやすくカットしたフルーツを加えてはちみつをかけたり、バナナと牛乳をミキサーにかけてバナナジュースにしたものなどを添え、カルシウムや糖質が不足しないように気をつけています。
朝食をしっかり摂って、「行ってきます!」と元気に学校に向かってくれると、親としては安心ですよね。お子さんによって好みがあると思いますが、朝食を食べないとお悩みの保護者の皆さんに少しでも参考になればうれしいです。
【ママ特派員=神奈川県在住・長見恵】