<ママ特派員・サポーターから>

クリスマスにお正月と、年末年始は普段とは違う食事、ごちそうを頂く機会が多かったのではないでしょうか。日常から離れた特別感のある食事は「心の栄養」になりますが、脂質が多くなるため栄養素の偏りが気になります。ごちそうが続いた時、食べ過ぎたなと思った時は「一汁一菜」の献立で胃腸を整え、体をリセットしましょう。

「ご飯と具だくさんのみそ汁、それにおかず1品」(写真参照)の組み合わせは、難しい計算をしなくても、日本人の食事摂取基準2020で推奨されているエネルギー産生栄養素の比率(炭水化物50~65%、タンパク質13~20%、脂質20~30%)になります。

1月下旬から2月上旬は1年で最も寒い時期を迎えます。寒いとどうしても飲み物からの水分補給が少なくなってしまいますが、食事からも水分補給ができることはあまり知られていません。

写真のような一汁一菜の献立を例に見てみると、炊いたご飯の約60%、魚の約75%、みそ汁に入っている野菜の約90%は水分です。またみそ汁そのものでも水分が摂れます。計算すると1回の食事で約400ml相当の水分を摂取することができます。

食事からの水分は、飲み物から摂る水分よりもゆっくり吸収されるので、効果的な水分補給となります。食事からも十分に水分を摂取して細胞を潤わせ、元気に冬を過ごしてくださいね。

【ママ特派員=神奈川県在住・秋山嘉代】