すっかり食卓の定番となったサバ缶。調理済みなので時短になりますし、料理が苦手な方でも使いやすく、なによりも栄養満点です。
青魚には生活習慣病の予防・改善が期待できる栄養素がたくさん含まれています。よく耳にするEPAやDHAは、血液をサラサラにしたり、悪玉コレステロールを減らす効果が認められているので、積極的に摂りたい栄養素です。
EPAやDHAとは、脂肪酸です。「脂」と聞くとあまりいいイメージがないかもしれませんが、脂にもいろいろな種類があり、この青魚の脂のように体に良い効果をもたらすものもあります。
また、EPA、DHAは体内でほとんど作られないため、必ず食べ物から摂取しなくてはならない「必須脂肪酸」です。肉や乳製品にも含まれていますが、含有量は青魚が圧倒的に多いので、積極的に食べたいですね。
とても便利なサバ缶ですが、骨が苦手、という方も結構多いのではないでしょうか? 夫もそのタイプで、なかなか喜んで食べてくれませんでした。
そこで、大きな骨だけ外して調理するようにしたら、おいしいと食べてくれるように。
サバの身は、手で簡単に半分に割れるので、真ん中にある太い背骨を取り除くだけ。苦手な方には、このひと手間でとても食べやすくなりますよ。
サバ缶で作るあったかにゅうめん
◆材料(2人分)
そうめん…2人分
サバ缶(水煮)…1缶(200g前後)
白菜…4枚
ショウガ…2片
ゴマ油…小さじ1
しょうゆ…大さじ3
酒、みりん…各大さじ1
小口切りのネギ、一味唐辛子(好みで)…各適量
◆作り方
❶白菜はざく切り、ショウガは細切りにする。
❷鍋にゴマ油を引き、白菜をしんなりするまで炒める。
❸サバを缶汁ごと入れ、ショウガと酒、みりんを入れて軽く炒める。アルコールが飛んだら、しょうゆと水500mlを入れる。
❹沸騰したらアクを取り、5分ほど煮込む。
❺そうめんを袋の表示より1分短くゆでて水で洗い、④の鍋に入れて強火で沸騰させたらできあがり。お好みで小口切りのネギや一味唐辛子をかけてどうぞ。
【アスレシピ特派員=三重県在住・恩田美和】