<ママ特派員・サポーターから>

我が家ではトマトが旬の時期、箱で買うことがありますが、使い切れない時には「トマト塩麹」を作って保存しています。

発酵食品である麹には、酵素が含まれています。その酵素によってタンパク質やでんぷんが分解され、食材をより消化吸収しやすい状態にしてくれます。肉や魚を麹に漬け込むとやわらかくなるのはこの酵素の働きのおかげです。

トマトと合わせることで、トマトに含まれるビタミンやポリフェノールも一緒に摂ることができます。一度にたくさんできるので、運動後の疲労回復を目的とした料理にどんどん活用してください。

トマト塩麹

完成したトマト塩麹

材料(作りやすい分量)
トマト…大3個
板麹…200g
水…300ml
塩…60g

作り方
❶トマトを湯せんし、皮をむく(湯むき)。

トマトを湯にくぐらせると、皮がスムーズにむける
トマトを湯にくぐらせると、皮がスムーズにむける

❷①のトマトをブレンダ―などでつぶす。

❸分量の水とつぶしたトマトを鍋で熱し、沸騰したら火を止めて塩を混ぜ、60℃まで冷ます。

塩を混ぜたら60℃まで冷ます
塩を混ぜたら60℃まで冷ます

❹容器に板麹をもみほぐして入れ、③を加え、全体になじむまで良く混ぜる。ふたをして、冷蔵庫で保存する。

全体になじむまで良く混ぜる
全体になじむまで良く混ぜる

❺1週間~10日ほどで完成。肉、魚、豆腐、野菜など好みの食材を漬けたり、料理の味付けに使ったりできます。

10日ほどたったトマト塩麹
10日ほどたったトマト塩麹

❻漬け込む場合は、食材と食材の1割ほどのトマト塩麹をジッパー付きの保存袋に入れ、全体に行き渡らせます。

ジッパー付きの保存袋で漬け込むと、食材にまんべんなくトマト塩麹が行き渡る

※漬けて2日ほどがおいしい目安です。

私はミニトマトを漬け込むのが一番気に入っています。浸透圧でトマトの中に塩分が入り、ドレッシングをかけなくてもおいしくいただけます。暑い夏にはピッタリです。

ミニトマトはさっと洗って盛り付けます。ドレッシングをかけなくてもおいしい!
ミニトマトはさっと洗って盛り付けます。ドレッシングをかけなくてもおいしい!

ミニトマトは瓶などで漬けるとつぶれません。皮を湯むきして入れます
ミニトマトは瓶などで漬けるとつぶれません。皮を湯むきして入れます

その他、タマネギもおすすめ。スライスかざく切りにして単品で漬け込み、さっと洗ってそのまま食べてもいいですし、前日夜にジッパー付き保存袋にベーコンやピーマンなどお好みの具材と一緒に入れ、トマト塩麹を大さじ2ほど加えて冷蔵庫で保存。翌日トマト缶を煮立てたところに加えれば、おいしいパスタソースが簡単に作れます。

いずれも漬け込んだら、3~4日ほどで使い切るようにしてください。

【ママ特派員=大阪府在住・石井ゆかり】