<ママ特派員・サポーターから>

ピーナツに色も形もそっくりな「バターナッツカボチャ」をご存じでしょうか。

バターナッツカボチャ
バターナッツカボチャ

カボチャは夏野菜ですが、収穫後、熟して水分が抜けた今頃から秋がおいしい盛りと言われ、私の家の近くの八百屋では、この時期から店頭に山積みで売られています。

味は普通のカボチャとさほど変わらず、同じように調理できます。

変わった形のカボチャが家にあると、食卓の話題のきっかけにもなり、食材の苦手意識も軽減できるかもしれません。我が家の調理法を紹介しますので、もしスーパーなどで見かけたらぜひ一度使ってみてください。

バターナッツカボチャのマリネ

野菜のマリネは、酸っぱさが苦手な子どもも多いですが、カボチャをこんがりグリルすることでキャラメルのような甘さが出て、とても食べやすくなります。酸味のおかずはできるだけ取り入れたいものですし、彩りもよく、お弁当のおかずにもピッタリです。

バターナッツカボチャのマリネ

材料(4人分)
バターナッツカボチャ…1/2個
紫タマネギ(普通のタマネギでも可)…小さめ1個
好みのすし酢、塩、コショウ…各適量

作り方
❶カボチャは良く洗い、半分に切って種とわたを取り、皮ごと食べやすい大きさにスライスする。
❷オーブンの天板にクッキングシートを敷き、カボチャを並べ、180℃で15~20分程度焼く(機種により、加熱時間は変わります。ご自宅のオーブンの様子を見て、カボチャの縁がこんがりするまで焼いてください)。
❸カボチャを焼いている間に、紫タマネギを薄切りにして塩を振り、しんなりしたら軽く洗い、水けを絞っておく。
❹カボチャが焼けたら熱いうちに天板の上でタマネギと合わせ、すし酢を全体に回しかける。塩、コショウで味を調える。

天板の余熱を利用すると味なじみがよく、洗い物も少なく済んで一石二鳥です
天板の余熱を利用すると味なじみがよく、洗い物も少なく済んで一石二鳥です

残りのカボチャでポタージュ

カボチャの残り半分はスープに。冷やしても、温めてもおいしくいただけます。

バターナッツカボチャのスープ

材料(4人分)
バターナッツカボチャ…1/2個
タマネギ…小さめ1個
塩麹…大さじ3
豆乳(または牛乳)…500ml
バター…大さじ2
炒め油、塩、コショウ…各適量

作り方
❶カボチャの皮をピーラーでむき、小さめのサイズにスライスする。タマネギもスライスする。
❷鍋に油少々を引き、タマネギを軽く炒めて塩、コショウする。透明になったらカボチャとバターを加え、さらに炒める。
❸カボチャの色が変わってきたら、ひたひたの水を加え、ふたをして5分ほど蒸し煮する。
❹カボチャがやわらかくなったら火を止め、ブレンダーやミキサーでクリーム状にする。
❺豆乳と塩麹を加え、よく混ぜる。

※塩麹の代わりにコンソメを使ってもよい。

【ママ特派員=兵庫県在住・高木夕佳子】