＜ママ特派員・サポーターから＞

11月は私が主宰するアスリート向けの講習会で、ジュニアアスリートのお母さま方とお話する機会が多くありました。

体作りのためのご飯の食べ方、何を食べるか、どう食べるかという質問を多くいただきましたが、その中で特に多かったのが、

「小食で困っている。監督に体重を増やしてこいと言われているけど増えない」。

というものでした。

体重は、今日食べたから明日増えるというものではありません。体が作られ、しっかり体重が増えるのに3、4カ月かかるため、先を見据えてしっかり食べて（食べさせて）いくことが大切です。

小食のお子さんに私がおすすめしているのは、まず、いきなりたくさん出して目で見て嫌になるというのをやめてみること。

「今日はこんな程度でいいのか」という量から始めて、「食べられたね！」という達成感を味わってもらいながら少しずつ量を増やしていく、というアドバイスをしました。

ワンプレートや丼ものでご飯が進むお子さんもいますので、皿数を減らすのも一案です。そして、味付けはしっかりめにして、少しでもご飯が進むようにします。

今日は丼もので、お弁当にも入れられる豚丼を紹介します。ニンニクをきかせていますが、匂いが気になる場合は省略してください。

ご飯が進むよ！ニンニクのきいた豚丼

◆材料（4人分）
豚こま肉…400g
ニンニク…1片
ゆでた青菜類…適量
塩、コショウ…各少々
薄力粉…大さじ2
ゴマ油…大さじ1
卵黄…1個

A
しょうゆ、酒…各大さじ3
みりん、砂糖…大さじ1と1/2

◆作り方
❶豚こま肉は一口大に切り、塩、コショウを振る。ニンニクは皮をむいて半分に切り、中の芯を取り除く。ゆでた青菜類は細かく刻む。
❷フライパンにゴマ油を熱し、ニンニクを入れて弱火で香りを出す。
❸豚こま肉に薄力粉をまぶしながら②に入れて炒め、全体に火が通ったら青菜類も加えて炒め合わせる。Aを入れ、ひと煮立ちさせる。
❹味見をして、濃ければ水を大さじ2～、薄ければしょうゆ適量を加え、味を調える。
❺丼に温かいご飯を盛り、④を乗せ、中央に卵黄を落とす。

＜お弁当に入れる場合＞
・でき上がりを保冷剤で急冷して冷蔵庫（または冷凍庫）へ入れ、しっかり冷ましてから詰めてください。
・卵黄は省略してください。
・前日に作り置く場合は、お弁当箱に詰める前に電子レンジで温め直し、冷ましてから入れてください。

【ママ特派員＝東京都在住・阿部優】