<ママ特派員・サポーターから>
冬から春に旬を迎える春菊(菊菜)。特有の風味と苦味があり、好き嫌いが分かれるようですが、「食べる風邪薬」とも呼ばれ、今の季節に摂りたい栄養素が豊富な野菜です。
春菊にはいくつかの品種があります。葉の切れ込みが深く、ギザギザしている品種は風味や苦味が強く、春菊が好きな方におすすめ。葉の切れ込みが浅く、丸みがある品種は風味や苦味が比較的少ないため、苦手な方でも食べやすいようです。
今回は、春菊が苦手な我が家の子どもたちが唯一進んで食べる「春菊のナムル」を紹介します。
<春菊に含まれる栄養素>
●免疫力を高めて感染症予防「ビタミンエース」
→ビタミンA(βカロテン)、C、E
●骨を丈夫にする
→カルシウム、ビタミンK、マグネシウム、リン
●特有の風味に含まれる成分
αピネン→リラックス効果、免疫アップ効果
ぺリルアルデヒド→抗菌・殺菌作用。胃腸の働きを促進
春菊のナムル
◆材料(4人分)
春菊…1束
ニンジン、シメジ(好みで)…各適量
ニンニク…1片
すりゴマ…大さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
ゴマ油…小さじ1/2
◆作り方
❶すりおろしたニンニク、すりゴマ、しょうゆ、ゴマ油をボウルに入れる。
❷春菊は3~4センチ長さ、ニンジンは千切りにする。シメジはほぐす。
❸春菊の茎、ニンジン、シメジと少しの水を鍋に入れ、ふたをして中火にかける。
❹8割ほど火が通ったところに春菊の葉を加えて混ぜ、再びふたをして加熱する。
❺火が通ったらザルにあげ、へらやお玉などで押さえて水けをきる。
❻熱いうちに①のボウルに加え、あえる。
<レシピのポイント>
●βカロテン、ビタミンKは油と摂ると吸収率アップ
●カリウム、ビタミンCは水に溶けやすいので、少量の水で蒸しゆでにする
●カルシウムはビタミンDと摂ると吸収率アップ
【ママ特派員=福岡県在住・松尾光恵】