<ママ特派員・サポーターから>
昨年の9月、息子が通う中学校で「二中フォーラム」という行事がありました。
二中フォーラムとは、地域の方や二中OB、保護者などが講師になり、さまざまな講座を開く特別授業です。今までは参観日と兼ねて保護者も聴講できましたが、今回はコロナ禍ということで、生徒のみを対象にオンラインでの開催となりました。
ヨガ、ストレッチ、テーピング、絵手紙、ミサンガ作り、紙芝居、筋トレ、ヘアアレンジ、スキンケア、国際交流、似顔絵、けん玉、マジック、そしてスポーツ栄養の14講座が行われ、私はスポーツ栄養の講師として、「二中勝ち飯プロジェクト 自分の体を知って強い体を手に入れる」と題し、スポーツを頑張る生徒たちに「選んで食べること」の大切さを話してきました。
息子が中1の時157cm、中3の現在では182cmとグンと成長したことが、このお話を頂いたきっかけです。参加してくれた生徒さんは9人。男子バスケ部に所属する息子のチームメイトをはじめ、柔道や剣道、テニスと競技は多岐にわたりました。
最初に「何のために食べるのか」を全員で考えました。「生きるため」「力をつけるため」「空腹を満たすため」とそれぞれ元気に発言してくれました。
アスリートの前に中学生として、きちんと成長できていることが大事です。4月の身長と体重、9月の身長と体重を比較して、まずは適正に成長しているかどうかを確認しました。
何をどれだけ食べればいいのかという話では、真剣にメモをとる生徒たちの姿にこちらも身が引き締まりました。大事なのは「知って」「選んで」「続ける」ことだと話し、息子が実際に使っている3つに仕切られたお皿を見せ、イメージしてもらいました。
質疑応答では、「体に良い食べ物を知りたい」「どうしたら身長が伸びますか」「料理は自分で作った方がいいですか」などの声があがりました。
最後に「選手とは『選ぶ』と書きますが、『選ばれる人』とは『選ぶことができる人』だと思います」と締めくくり、あっという間の2時間が終了。講座の感想で、栄養に興味がわいたのでまた話を聞きたいと言ってくれた生徒さんがいて、嬉しかったです。
息子のために勉強したスポーツ栄養ですが、このような形で次世代のアスリートに伝えることができ、地元から世界に羽ばたくアスリートが出てきてくれたら素敵だな、と私の夢も大きくなりました。
【アスレシピ認定アンバサダー=長野県在住・丸谷直美】