私は、スポーツをするお子さんのための食育講座を主宰しています。講座の中で、1日3食だけでは1日の必要エネルギーをとりきれないジュニアアスリートや小食のお子さんには、補食を取り入れることをおすすめしています。

補食があることで、我が子もそうですが、ご飯の時間とはまた違い、わくわくして楽しく食べる時間を持てる点も補食のよいところだと考えています。

体を大きくしたいジュニアアスリートには「補食にもおにぎり、白米を」とお伝えすることが多いのですが、今回は手軽に楽しく食べられるカステラを紹介します。

低学年のジュニアアスリートでもパクっと食べられるように、細長く切って持ちやすいように包んであげると、遠征先でも楽しく食べてくれることでしょう。

ふんわりカステラ

暑い時期は冷たいバニラアイスを添えて
暑い時期は冷たいバニラアイスを添えて

材料(18cmパウンド型1台分)
卵…2個
きび砂糖(または粉末黒糖)…30g
はちみつ…10g
菜種油…30g
牛乳…25g
米粉…50g

作り方
❶パウンドケーキの型にオーブンシートを敷いておく。
❷はちみつ、菜種油、牛乳は湯せんにかけ、人肌に温めておく。
❸ボウルに卵を割り入れ、ハンドミキサーで1分混ぜて砂糖を入れ、再度ハンドミキサーでふんわりもったりするまで混ぜる。

ふんわりもったりさせるのがポイント
ふんわりもったりさせるのがポイント

❹人肌に温めておいたはちみつと菜種油、牛乳を③に加え、再びハンドミキサーでしっかり混ぜる。

ハンドミキサーでしっかり混ぜます
ハンドミキサーでしっかり混ぜます

❺④に米粉を加えて良く切り混ぜ、オーブンシートを敷いた型へ流し込む。布巾の上で少し高いところから落とし、余分な空気を抜く。

型を落とす際は、生地をこぼさないように注意
型を落とす際は、生地をこぼさないように注意

❻湯せん焼きにするため、天板に②で使った湯をはり、パウンド型を入れる。180℃に予熱したオーブンで10分、160℃にして20分焼く。
❼竹串を刺して、生地の液が付かなければ焼き上がり。液が付くようなら、さらに焼き時間を3分程度追加する。

串を刺して生地の液がつかなければ焼き上がり
串を刺して生地の液がつかなければ焼き上がり

❽型から外して大きめのラップで包み、半日以上おいてから食べる。

乾燥しないようしっかりラップで包む
乾燥しないようしっかりラップで包む

補食に持参する時は、2cm厚さにカットしたパウンドケーキをさらに棒状になるよう3~4等分し、縦長にラップで包むと食べやすいです。

バナナの皮をむくように開けるよう、縦長に包むのがコツです
バナナの皮をむくように開けるよう、縦長に包むのがコツです

【アスレシピ特派員=東京都在住・阿部優】