私がサポートしている中学硬式野球の神戸中央リトルシニアでは、毎年恒例の合宿が始まりました。
例年合宿では、トレーニング、技術練習、山コースでの走り込みなど、厳しい練習を行います。その中で食事もトレーニングのひとつとして組み込まれ、たくさん練習し、たくさん食べる合宿となっています。
今年の食事は、出されたものをただ食べるのではなく、アスリートにとってどんな食事が必要で、どれだけ食べれば良いのかを選手1人1人が考え、自分できちんとチョイス出来るようになることを目指し、バイキング形式にしました。
バイキングと言えば、好きなものを好きなだけ取って食べる…ということになりがちです。そこで、取る前に少しレクチャーの時間を設けました。
事前に「アスリートの基本の食事」を説明した写真付きの資料を用意。会場に貼り出し、説明をして選手自身に知識をつけてもらいます。
その上で選手には自由に料理を取ってもらい、1人ずつ器を持って写真撮影。私は料理の内容をチェックし、評価コメントをつけて返しました。今後の参考にしてもらうためです。
選手本人が意識を持てばこの先、どんな場所でもその時に応じた食べ方ができるようになります。だからこそ合宿で取り組むべきだと考えました。
心も身体も真のアスリートに成長して欲しいと願っています。
【アスレシピ特派員=兵庫県在住・妻鹿直美】