大学入学を機に親元を離れ、寮生活をしている息子が年末年始に帰省してきました。
「寮ではいつも何を作って食べているの？」という私の問いに、「鍋とか豚キムチ。砂肝も安いからよく買うよ」という答え。そこで、よく作るという「砂肝炒め」を家族に振る舞ってもらいました。
スーパーではカットされている砂肝も見かけますが、長男は筋取りも手慣れていました。
砂肝には筋肉が多いので、良質なタンパク質が豊富。その他、脳や体の隅々まで酸素を運ぶ赤血球の材料となり、貧血予防となる「鉄」、味覚に関わり、新しい細胞が作られるのに必須で、筋トレ時には欠かせない「亜鉛」、タンパク質の合成やアミノ酸の代謝、赤血球の生成に関わる「ビタミンB12」「葉酸」など、アスリートの体作りに必要な栄養素がたくさん含まれています。
ビタミンと言えば野菜や果物に多く含まれていると思われがちですが、ビタミンB12は植物性の食品には含まれず、魚介類、藻類、肉類、卵類、乳類に多く含まれているので、砂肝はピッタリという話をしました。
長男の包丁さばきや大きくなった背中に、確かな成長を感じたひと時となりました。
【アスレシピ認定アンバサダー＝東京都在住・山崎文恵】
