娘は小さい頃から台所に一緒に立ち、調理器具や食材に触れさせていたからか、食べることが大好き。ここ最近はお菓子作りに目覚めたようで、先日は私が好きなシナモンロールを作ってくれました。
シナモンロール以外にも、マカロンやカヌレ、メロンパンなどを次々と作っていきました。マカロンは表面が割れないように生地の扱いに注意をしたり、カヌレは一晩寝かせてから焼くなど、手際よく作り分ける姿はまるでパティシエさながら。見ている私はとても楽しく、それぞれのお菓子にとても手間がかかっていることを知りました。
娘は2歳からクラシックバレエを習い、中高生の頃はチアダンスをしていました。どちらも審美系競技で、思春期には体型維持のために大好きなお菓子を我慢したり、逆に食欲が止まらなくなってお互いにストレスをためたりしたこともありました。その頃と比べると、今はあまりうるさく言わなくなり、良い関係が築けているように思います。
これからは夕飯作りも一緒にできたらいいなと思います。料理に目覚めた今がチャンスですね。
笑顔でお菓子作りをする娘の姿に癒やされ、娘もまた、おいしいと話す私を見てまた作りたいと思ってくれたようでした。
「ごちそうさまでした。おいしかったよ。また食べたいな」。
わくわくするような食事をこれからも、いろいろな人に伝えてほしいと思います。
【アスレシピ特派員=神奈川県在住・中堀まち子】