今月から特派員に加わった奥谷佳子さんのレポートです。お子さんのお弁当作りはこの春から7年目。なるべく手作りを心がけているというお弁当おかずや、親世代の健康にも役立つ骨を強くするレシピなどをご紹介くださいます。
酢の力で酵素の働きを抑える
春から夏、キュウリのおいしい季節がやってきました。キュウリは成分の約95％が水分で、栄養があまりないと思われがちですが、実はビタミンCやカリウムが豊富。カリウムには利尿作用があり、むくみやだるさを解消してくれます。
ビタミンCを壊すアスコルビナーゼという酵素も含まれていますが、酸がこの働きを抑えてくれるので、私はサラダやあえ物にするときにはなるべく酢を使うようにしています。
今回紹介するのは、キュウリとプルーンのサラダです。キュウリにドライフルーツなどの抗酸化成分を含む食材を合わせることで、高血圧の予防や改善の効果がアップします。
ドライフルーツの中でも特にプルーンは抗酸化作用が高く、食物繊維、マグネシウム、鉄なども豊富に含まれています。甘味もあるので、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、3世代がおいしく食べられると思います。
時間がたつとキュウリの水分が出てしまうので、食べる直前にあえるのがポイントです。
キュウリとプルーンの黒酢ヨーグルトサラダ
◆材料（2人分）
キュウリ…2本
プルーン…3個
プレーンヨーグルト…80g
黒酢…小さじ2
ゴマ、塩…各少々
◆作り方
❶キュウリは薄くスライスして塩をふり、少しおく。
❷プルーンは種があれば除き、粗く刻む。
❸①のキュウリの水分を絞り、②とともにヨーグルトと黒酢であえる。
❹器に盛り、ゴマをふる。
【アスレシピ特派員＝新潟県在住・奥谷佳子】
