こんにちは。スポーツを頑張るお子さんをお持ちのお母さんのための食事学講座を主宰する阿部優です。

森のバターと呼ばれ、一年中出回っているアボカドですが、時期によって味わいに違いがあることをご存じですか。春~夏は水分が多め。夏から秋にかけては脂肪が豊富になり、味が濃厚になっていきます。

体のエネルギーとなる糖質は残念ながら多くありませんが、エネルギーの代謝を促すビタミンB1、B2、Cのほか、カリウム、倦怠感や抗炎症作用が見込めるビタミンB6などが含まれて栄養価が高く、特に疲労回復におすすめの食材です。

選び方のポイントは、表面が黒く、少しやわらかく感じるものが食べ頃。また、ヘタと実の境目にすき間があることも食べ頃のサインになります。触りすぎると傷んでしまうので、スーパーなどで購入する際にはヘタを見てみると良いですね。

まだ皮が緑色で固い場合は、紙袋などに入れて常温に置くと追熟します。購入してからは表面を優しく触り、食べ頃を見極めてみてください。

そんなアボカドを使った、これから暑くなる時期にジュニアアスリートの皆さんが少しでも早く疲労を回復し、水分もとれるスープを紹介します。

火を使わずに簡単に作れますが、アボカドは時間が経つと変色してしまうので、出来立てを冷たいまま召し上がってください。

アボカドの冷製スープ

アボカドの冷製スープ

材料(4人分)
アボカド…大きめ1個
牛乳…400ml
顆粒コンソメ…小さじ1
レモン汁…小さじ1
パセリやピンクペッパーなど(好みで)…適量

作り方
❶アボカドは皮をむいて種を取り、実を深めのボウルに出す(形は崩れてもOK)。
❷①に顆粒コンソメ、牛乳、レモン汁を加え、ハンドブレンダーなどでなめらかになるまで攪拌する。
❸器に盛り、好みでパセリやピンクペッパーなどを散らす。

【アスレシピ特派員=東京都在住・阿部優】