夏休みが終わり、一息ついている方も多いのではないでしょうか。私もその1人です。休みの間は仕事をしながら食事の準備、試合や遠征時のお弁当作りや送迎、学校の宿題の管理とハードな毎日でした。
週末になれば、炎天下で一日中応援する日が続き、汗もたくさんかいて体力は限界。熱中症のような症状になってしまうこともあり、日頃から気をつけていても油断は出来ないと思った出来事でした。
薬膳の考え方では、夏は「気」や汗、こもった熱などを外に出そうと体が活発に動く季節です。疲労もたまるけれど、どうにか頑張って乗り切れてしまう時期でもあります。ここから秋にかけては、いかに夏の疲れを引きずることなく過ごしていくかが大事になってきます。そこで、今頃の時期におすすめの食材をいくつか紹介したいと思います。
夏はたくさんの紫外線を浴びているので、シミやくすみに対処したいですよね。そんな時には、ブルーベリーなどベリー系の果物を。また、黒ゴマやきなこはアンチエイジングにも一役買ってくれます。ヨーグルトと一緒に食べたり、スムージーにすると手軽にとれます。
空気が乾燥してくるシーズンに向けては、白い食べ物を積極的にとるとよいと言われています。例えば、季節の果物である梨はのどを潤し、乾燥を防いでくれる効果があります。白ゴマやレンコンなども乾燥対策にはぴったりです。
甘いものが食べたくなった時には、ドライフルーツがおすすめ。よく噛むことで食欲が増し、消化吸収にも働きかけてくれます。ミネラル分がたっぷりのドライフルーツの甘みは、元気を蓄えてくれます。
疲れていて料理をする気力や体力がない時は、果物や手軽な食材を取り入れるだけでも十分です。まずは夏休みに頑張ったご自分の体を、ゆっくりいたわる時間を作ってあげてくださいね。
【アスレシピ特派員=東京都在住・久保田美奈子】