キノコ類の中でもトップクラスにカルシウムが豊富なキクラゲ、リコピンたっぷりのトマト、タンパク質豊富な卵、植物性乳酸菌を含む梅干しを使った、腸内環境がバッチリ整うスープを紹介します。免疫力アップと疲労回復効果を期待し、我が家では年間を通して出番の多い1品です。
素材の塩分を生かして作るため、調味には基本的に塩を使いません。梅とトマトの酸味がポイントの優しい味で、とろみがあるため体が温まります。
ご飯やそうめんを入れ、雑炊やにゅうめんにしても。アレンジ次第で最後までおいしくいただけますよ。
キクラゲとタラの梅スープ
◆材料(4人分)
甘塩タラ(切り身)…200~250g
生キクラゲ(または乾燥キクラゲを戻したもの)…50g
高菜漬け…50g
ミニトマト(または生トマトをカットしたもの)…50g
梅干し…大1個
卵…2個
絹ごし豆腐…1/2丁
豆苗…1/2袋
酢、ラー油、片栗粉…各少々
<だし汁(2リットル分)>
水…2リットル
昆布…約10cm
顆粒だし…小さじ2
◆作り方
❶だし汁を作る。分量の水に昆布を入れて火にかけ、沸騰直前に昆布を引き上げてだしを取る。好みの顆粒だしを加え混ぜる。
❷キクラゲ、高菜、ミニトマト、豆腐は、それぞれ食べやすい大きさにカットする。
❸梅干しは種を取り、包丁で叩く。卵は溶きほぐす。
❹深鍋に①のだし汁を入れて強火にかけ、沸騰したらタラと梅干しを入れて10分程度煮る。アクが出てきたらていねいに取り除く。
❺アクが取れたら中火にし、②の材料を加えて10分程度煮る。
❻再び火を強め、箸でかき混ぜながら水溶き片栗粉と卵を流し入れる。
❼火を止めて味見をし、物足りなければ塩少々を加える。最後に酢とラー油各少々で好みの味に調え、カットした豆苗を加えてさっとひと混ぜし、器に盛る。
【アスレシピ特派員=茨城県在住・大久保慈泉】